CIRCULATION 1- 2
発売日:2011年10月
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商品説明
特集●循環器治療薬の選択と適正使用
企画編集/小室一成
特集にあたって
日本において,患者数は約4000 万人と推測される高血圧は,きわめて高頻度な疾患であるが,そのうち本態性高血圧症は90 〜95%を占める.本態性高血圧症は,その成因に遺伝因子・環境因子(食塩摂取,肥満など)がほぼ半々で関与する.本態性高血圧症では,脳血管障害,心疾患(心肥大・心不全・虚血性心疾患),腎障害,大動脈瘤など,重篤で,ときには致死的な合併症を派生する.
高血圧治療の目的は,脳卒中,心臓病を中心とする心血管病など高血圧性合併症の予防にあり,そのために血圧を厳格に管理する必要がある.高血圧管理には,高血圧治療ガイドラインが有用であり,日本では日本高血圧学会の『高血圧治療ガイドライン(JSH2009)』が2009 年1 月に発表されている.高血圧治療の目的を達成するためには,まず降圧目標までしっかり血圧を下げることが必須である.臓器障害がない場合には,降圧によりその予防を,臓器障害を有する場合には,降圧により合併する疾患の治療あるいは進展防止を目標とする.また,降圧に加えて,薬剤ごとに臓器保護効果が期待されるため,各降圧薬の特徴も把握して,降圧薬を選択する.
日本における第1 選択薬の降圧薬として,JSH2009 ではエビデンスの示されている5 つのクラスを示している.すなわち,カルシウム拮抗薬,ARB,ACE 阻害薬,利尿薬,β遮断薬を用いて降圧を図るが,積極的な適応に示される合併症や病態には,示唆される個々の降圧薬を用いることが推奨される.降圧薬の選択は,基本的には積極的適応と副作用・禁忌の両面より患者にあわせて行うことになる.そのような背景にあてはまらない場合には,レニン,体液量,年齢,性別などの要因を考慮して降圧薬を選択する.一方,危険因子や合併症の状況で,1 層,2 層,3 層に分けられ,高血圧の重症度は,血圧の病期とリスクの層との組み合わせにより低リスク,中等リスク,高リスクに分類される.高血圧の治療は,リスクの層別化による分類を参考として,生活習慣の改善から薬物療法まで含めて開始される.
目次
特集
1.狭心症における硝酸薬の使い方/下川宏明 他
2.虚血性心疾患患者にβ遮断薬は適正に使用されているか/芦田和博
3.虚血性心疾患にCa拮抗薬は有効か/住吉徹哉 他
4.PCI後抗血小板薬の使い方/木村 剛 他
5.心不全に対するRAS抑制薬の使い方/和泉 徹 他
6.心不全に対してどのβ遮断薬をいつからつかうか/安村良男
7.心不全に対してどの利尿薬を使うか/山岸正和 他
8.心不全に対するANPの使い方と有効性/齋藤能彦
9.急性心不全に対する強心薬の使用法/坂田泰史
10.期外収縮,心房細動に抗不整脈薬をどう使うか/相澤義房 他
11.心房細動のレートコントロールにはなにを使うべきか/青沼和隆 他
12.心房細動の抗血栓療法にはどのような薬を使うか/奥山裕司
座談会:
わが国のメタボリックシンドロームの増加と高齢化に向けての血圧管理の重要性
(日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社/アステラス製薬株式会社・提供)
商品詳細
- 出版社名
- 医学出版
- フォーマット
- 単行本
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