きょうの私は、どうかしている
発売日:2011年5月
- ページ数
- 192p
- ISBN
- 978-4-09-408609-6
- 著者情報
- 越智 月子(オチ ツキコ)
1964年福岡県生まれ。女性誌のライターなどを経て、2006年、『きょうの私は、どうかしている』でデビュー
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商品説明
順調にキャリアを積んでいるが、白髪抜きをやめられない女が風呂場で膝を立てた瞬間、白いものを見つけてしまう「取り扱い注意」。嘘が得意で、独り身なのに姑の目を盗んで男のアパートにやってくるふりをする女が行為のあとに思わず男に本心を漏らしてしまう「真実」。体の賞味期限を気にする女が酔った勢いで初めてキスした相手に、翌日起こった地震を口実に電話する「揺れ」。四十歳という齢を意識しながら、恋、仕事、家族と向き合う独身女性たちのどこかひたむきで、だからこそ愛すべき日々をリアルかつ澄んだ筆致で捉えた十一篇のストーリー。
白石一文氏絶賛のデビュー作、文庫化
顎のあたりでだぶついている肉を両脇から中指と人さし指で、ゆっくりと輪郭に沿って持ちあげてみる。上まぶたに力を入れて瞳を大きく開き、心持ち口角をあげ、顎をひく。そう、この顔。これが私のいちばん好きな顔。鏡の中には二十七歳の私がいる。若さと輝きと色香を兼ねそなえ、仕事も恋愛もなにもかもが充実していたあの頃の私が。ところが、コンタクトを入れた途端、鏡の前には自慢だった大きな瞳の下のクマが一段と濃く見え、頬の毛穴は楕円形に広がって無数の虫が犇めいているように見えるまごうかたなき四十代の女がいた――。
四十歳前後の女性たちの、哀しくもどこかひたむきで、だからこそ愛すべき日々を描いた連作短編集。
商品詳細
- シリーズ名
- 小学館文庫 お32-1
- 出版社名
- 小学館
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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