メロウ アイルランド民話
発売日:2011年5月
- ページ数
- 37p
- ISBN
- 978-4-591-12435-2
- 著者情報
- せな けいこ(セナ ケイコ)
東京に生まれる。モダンな作風で知られる画家の武井武雄氏に師事し、絵本の世界に入る。1970年に、「いやだいやだの絵本」(福音館書店)でサンケイ児童出版文化賞を受賞。絵本作家として独自のスタイルを確立する。ユーモアあふれる貼り絵で、おとなから子どもまで幅広い層に支持されている
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商品説明
アイルランドに昔から伝わる人魚「メロウ」の物語を、「めがねうさぎ」のせなけいこが独自の語り口と精巧な切り絵で描く。
【対象】幼児
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
なかなか興味深い話でした。と言うのも、前知識もなく読んでしまったので、“メロウ”とは、せなさんの貼り絵を見て、アザラシかオットセイかと思っていましたが、アイルランドに伝わる人魚だそうです。あまりの不思議さに調べてみたところ、男のメロウ(Merrow)は緑色の肌であること、鼻が赤いこと、海中の中をもぐる三角帽子(コホリン・ドリュー:cohuleen driuthという名前だそうです)が赤いのは全て伝承に忠実にされているのが分りました。その帽子のおかげで、海の中を通り抜け、また海底に地上と同じように空気のあるところがあるという世界観、そして、海でおぼれた漁師の魂が冷たい水の中で迷っていて、それをメロウがエビ捕りで使うカゴの中に入れるという“魂の檻”の存在が、ちょっと肌寒い感じが伴いますがとても興味深く、面白かったです。なんかとてもケルト色の出ている伝承だなと感じました。せなさんの絵本が貼り絵なのは有名ですが、特にこの話の中では、主人公の漁師の男ジャック・ドガティーの魚の網や海の白波に、紙の素材を有効に使われているのが、とても目を見張りました。(主人公はジャックではなくて、メロウかもしれません!)また、ジャックが“魂の檻”を一度見てしまってからどうしても気になってしまい、その魂を解放させてあげたいと思って、策に出て、そしてとうとう逃がしてあげる時に、 「たましいは みえないんだなあ。でも どうか ぶじに てんごくに いかれますように」と祈るところが、また宗教心やら人生観を感じることが出来て、これまた興味深かったです。6歳の息子には、とても不思議な話として聞こえたみたいです。でも、それで、よいと思っています。アイルランドの神秘さを垣間見る1冊でした。結構、お薦めです。是非、読んでみてください。(汐見台3丁目さん 40代・神奈川県 男の子6歳)
商品詳細
- 出版社名
- ポプラ社
- サイズ
- 27cm
- 対象年齢
- 幼児
- フォーマット
- 単行本
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