児童養護施設と社会的排除 家族依存社会の臨界

  • 児童養護施設と社会的排除 家族依存社会の臨界
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ページ数
215p
ISBN
978-4-7592-6741-9
著者情報
西田 芳正(ニシダ ヨシマサ)
大阪府立大学人間社会学部准教授

妻木 進吾(ツマキ シンゴ)
大阪市立大学文学研究科特任講師

長瀬 正子(ナガセ マサコ)
常磐会短期大学講師

内田 龍史(ウチダ リュウシ)
大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/部落解放・人権研究所研究員

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商品説明

児童養護施設で育った若者自身の語りを通じて,頼れない家族,施設の厳しい生活環境と施設への偏見の狭間で,将来の進路・選択を狭められていく彼/彼女らの姿を描きだす。(幼児教育・保育図書総目録より)

部落解放・人権研究所編『排除される若者たち―フリーターと不平等の再生産』をまとめる過程で執筆者たちは、「排除状態の典型層」として、また「排除型社会」日本を浮かび上がらせる存在として、さまざまな事情を背景に家族と離れて児童養護施設で育ち、巣立っていく若者に注目するようになる。
 さまざまな形で困難な条件が折り重なる家庭に生まれた彼/彼女らは、施設に移ると、不十分なケアと学校教育のサポート不足、周囲からの偏見に直面する。施設を出た後も続く不利な生活条件のなかで生き抜いてきた当事者たちの経験を、本人の言葉を通して描き出したのが本書である。
 時あたかもタイガーマスク現象を通じて、にわかに児童養護施設が脚光を浴びるようになり、国も、施設生活者や職員の置かれている環境の改善を急ぎたいとの意向を示したが、圧倒的マイノリティとして社会に出ていく施設生活者/経験者たちの生の声は、この社会の多くの人びとにはまだまだ届いていない。家族がさまざまな問題を抱える時代に、社会的養護や家族支援は必要性を増している。家族による子どもの養育を当然のものとし、施設で暮らす子どもたちの生活の場である施設と学校における十分なサポートを用意してこなかった「家族依存社会」は、すでに立ち行かなくなりつつあると著者たちはいう。

目次

児童養護施設経験者調査の経緯と本書の概要
第1部 生育家族と施設生活(頼れない家族/桎梏としての家族―生育家族の状況
児童養護施設での生活)
第2部 学校から職業へ(施設の子どもと学校教育
高学歴達成を可能にした条件―大学等進学者の語りから
児童養護施設経験者の学校から職業への移行過程と職業生活)
第3部 差別とアイデンティティ(児童養護施設生活者/経験者のアイデンティティ問題
児童養護施設生活者/経験者の当事者活動への期待と現実)
家族依存社会、社会的排除と児童養護施設

商品詳細

出版社名
部落解放・人権研究所
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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