だっこの木
発売日:2011年2月
- ページ数
- 〔32p〕
- ISBN
- 978-4-89423-648-6
- 著者情報
- 宮川 ひろ(ミヤカワ ヒロ)
群馬県に生まれる。金華学園卒業後、小学校に勤務。新日本童話教室、「びわの実学校」で童話を学ぶ。主な作品に『夜のかげぼうし』(赤い鳥文学賞)『つばき地ぞう』(新美南吉児童文学賞)『桂子は風のなかで』(日本児童文学者協会賞)『きょうはいい日だね』(ひろすけ童話賞)等
渡辺 洋二(ワタナベ ヨウジ)
1943年東京都に生まれる。武蔵野美術大学卒業。柔らかい色調で描かれたユーモアとペーソスあふれる絵は、多くの人を魅了してきた。主な作品に『やいトカゲ』(舟崎靖子・作、絵本にっぽん賞)や『ぽんぽん山の月』(あまんきみこ・作、絵本にっぽん賞)、『アルマジロのしっぽ』(岩瀬成子・作、赤い鳥さし絵賞)などがある
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商品説明
太平洋戦争末期、浅草寺の銀杏はカズヤと仲良しだった。しかしカズヤは疎開、大空襲の日も銀杏は再会のために頑張るが……。
【対象】小学低〜中学年
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
戦争の話です。浅草観音のそばにあるイチョウの木は、カズヤ一家に愛され、カズヤ家族に親子三人で手をつないでだっこする「だっこの木」と名付けられました。日本が戦争に突入し、カズヤ一家のお父さんは戦争に行きました。東京に空襲が始まって、カズヤは疎開していきました。残されたイチョウはどこへも行けません。空襲の中で耐え抜いたのです。戦争の話によく登場する、樹木の見た世界はとても貴重です。戦争をはさんで起こった出来事、社会の移り変わりを見続けている生き証人なのです。お父さんは戦争で亡くなりました。カズヤとお母さんがイチョウを訪ねてきたとき、イチョウには戦禍で大きな空洞ができていました。戦争を語り続けるイチョウに、戦争の傷跡が残りました。そして、その空洞は母子にとってお父さんを思い出す空間だったのでしょう。カズヤは大きくなって孫とイチョウを訪れました。カズヤは自分の父親と、戦争の悲惨を伝えたかったのです。渡辺洋二さんの絵がほのぼのとしていて、戦争のつらさがオブラートにくるまれたように心の中で溶けて拡がります。戦争は人々の身近にあったことを痛感しました。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
商品詳細
- 出版社名
- 文溪堂
- サイズ
- 27cm
- 対象年齢
- 小学12年生 小学3
- フォーマット
- 単行本
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