おおきなけやき
発売日:2011年1月
- ページ数
- 1冊(ページ付なし)
- ISBN
- 978-4-7902-5222-1
- 著者情報
- 林 木林(ハヤシ キリン)
詩を中心に、絵本の原作、ことば遊びなど幅広く活躍
広野 多珂子(ヒロノ タカコ)
スペインのシルクロ・デ・ベーリャス・アルテスで学び、帰国後、児童書の世界に入る
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商品説明
森のなかで一番古いけやきの木が倒れました。森の動物たちは、次々にやってきて木に感謝をしました。やがて木は新しい命へとつながっていきました。
【対象】幼児
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
一昨日、この絵本を「お、木の話かな?」と思って、本屋さんの新刊コーナーで立ち読みしました。そして、どうしてももう一度この絵本を読みたくて、昨日また立ち読みに行きました。(本屋さん、ごめんなさい!)森で一番大きかった“けやき”の話です。その堂々とした雄姿は森の他の樹木や動物たちからの憧れの存在でした。そんな大木が、ある冬の日に音を立てて倒れてしまい、周りの樹木の方が動揺します。そして、けやき自身も当初は喪失感に襲われるのですが、これまでのっ視界と違う視界、そして違う付き合いが小動物や植物と生まれて、慰められ、現状を受け留められ、そして更に長い年月をかけて、腐食し土に戻っていくという話です。一言で言うと、「生きとし生けるものの定め」が描かれている絵本で、最初の数ページはただの樹木しか描かれていません。しかも、その樹木には顔などはついていなく、背景が真っ白なところに葉が落ちた樹木が描かれているので、ああ、本当に寒い日に起きたことだったんだなっと思わされます。そして、これまで、こうやって何十年も、この寒さにこの木は耐えて立ってきたんだろうなと同時に感じさせられます。ページが進む度に年月が過ぎ、あの真っ白だった背景とは逆に、秋に真黄色の落ち葉で覆われる倒れた老木のページが、その最初のページと実に対照的で惹きつけられ、思わず綺麗とつぶやきました。これはきっと、森の樹木達からの老木への今までの賞賛を表しているんだろうな。そして最後に、また色が変化をして、倒れた老木を緑の蔦系の植物が覆い、老木の心だけではなく読み手の心にも「再生」とか「新しい生命」とかを意識させられ、けやきの姿は無になります。この老木のけやきの心情や状態を表している“配色のテクニック”にすっかり魅惑されました。そして、何よりも、この絵本が二度も私を本屋に行かせたのは、40歳を過ぎて、人生半分を過ぎたからでしょうか?ただの木の話ではなく、人間にもとても当てはまる話であることをとても感じたからかもしれません。何故か、70歳を超えた父親を思い出させる絵本でした。自分の人生を振り返って、肩で風を切るような黄金時代もあり、そして老いてから自分も周りのもの中の1つであることを悟り、形を変えた楽しみや喜びがあることを知る。これは小さい子には100%は、まだ悟れないでしょうね。どちらかというと大人向けの絵本だと思います。万人受けをする本ではないかもしれませんが、私には心に響く絵本でした。是非、一度読んでみてください。(汐見台3丁目さん 40代・神奈川県 男の子5歳)
商品詳細
- シリーズ名
- ひまわりえほんシリーズ
- 出版社名
- 鈴木出版
- サイズ
- 27cm
- 対象年齢
- 幼児
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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