脳を固める・切る・染める 先人の智恵
発売日:2011年1月
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商品説明
内容紹介筆者は戦中の昭和18年(1943)東大医学部在学時代からほぼ半世紀にわたって,東大医学部附属脳研究施設および東京医科歯科大学医学部解剖学教室において脳組織学の研究に従事し,人間を含むいろいろな動物の脳の標本を作っては観察してきた。色素や鍍銀法で見事に染まった脳組織,ことに神経細胞や神経線維の像は,顕微鏡で覗くたびに息を呑むほどに美しく,神秘感に満ち,このようなもので人間は知的活動を行い思想を生み出すのかと,見るものをして知らず知らずのうちにものを思わしめる魅力に溢れている。と同時に,このような迫力に富む像の出現はどのような操作によって可能となったのか。おそらくこれは,一度でも標本を見た人なら,誰でもが抱く疑問であろう。
平成元年(1989)の定年退官から3年目の秋,メディカルレビュー社発行の学術季刊誌“BRAIN MEDICAL”の編集委員会から,脳組織学の歴史を連載で書くようにとのご依頼があった。
目次
目次第1章 脳を固める―固定と包埋
まえがき
1.固定液
?初期の固定液―アルコール,クロム酸,昇汞(塩化第二水銀)
?重クロム酸カリ―ハインリッヒ・ミュラー
?四酸化オスミウム(オスミウム酸)―マックス・シュルツェ
?ホルマリン―フェルディナンド・ブルム
2.包埋剤・ミクロトーム
?はじめに
?パラフィン―テオドール・アルブレヒト・エドウィン・クレープス
?セオイジン―マティアス・デュヴァル
?組織の凍結―ベネディクト・シュティリング
第2章 脳を切る―ミクロトームによる薄切
まえがき
1.初期のミクロトーム
シャルル・シュヴァリエからウィルヘルム・ヒスまで
2.その後の改良
ルイ・アントワーヌ・ランヴィエ,G.リヴェ,チャールズ・セジュウィック・マイノット
3.連続切片の作成
ウラジミール・アレクサンドロヴィッチ・ベッツ,ベルンハルト・アロイス・フォン・グッデンおよびオーギュスト・アンリ・フォレル
第3章 脳を染める―染料による染色と鍍銀法
まえがき
1.染料による染色
?動物性染料―カルミン
?植物性染料―ヘマトキシリン
?合成染料―エールリッヒのメチレンブラウ生体染色,ニッスル染色など
?変性髄鞘の特異的染色―“前マルキ期”と“後マルキ期”
2.鍍銀法
?前鍍銀法
?後鍍銀法
3.ガラス管微小電極による色素,酵素などのニューロン内注入法
形態と機能の同時解析の可能性を探る
4.神経グリアの特異的染色
?タンニン銀法―ニコラ・アチュカロ
?金昇汞法―ラモニ・カハール
?炭酸銀法―ピオ・デル・リオ‐オルテガ
?わが国における神経グリア染色への貢献―辻山義光
商品詳細
- 出版社名
- メディカルレビュー社
- フォーマット
- 単行本
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