月刊 糖尿病  2-12

発売日:2010年11月

  • 月刊 糖尿病  2-12
  • 月刊 糖尿病  2-12
ISBN
978-4-287-82018-6

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商品説明

特集にあたって
 歯科治療が全身の精神・身体に与える影響,また,逆に全身の変化が歯科領域の症状に及ぼす影響について多くの事例が報告され,その影響の重大性に高い関心が寄せられている.
これまで,口腔清掃不良と細菌性心内膜炎との関係,残存歯数や咬合と認知症との関係など,口腔と全身との関係は注目されていたが,いずれも確固とした根拠に基づくものではなかった.ここ数年の間,ヘルスケアにおける口腔と全身との関連性が科学的に追求されたことにより,歯周病が心臓・循環器疾患や糖尿病などの生活習慣病に密接に関係していることが明かにされつつある.
歯周病は,歯肉,歯根膜,セメント質および歯槽骨で構成される歯周組織が口腔内細菌感染により破壊される慢性炎症性疾患であり,う蝕とともに歯科における2大疾患といわれている.とくに,グラム陰性嫌気性菌である歯周病原細菌や,その代謝産物と生体細胞との相互作用の結果,炎症反応や免疫反応を経て歯肉の炎症や歯槽骨の吸収などの臨床症状を呈して進行する.さらにその過程に環境因子が加わることで多様な病態を示し,重症化する.
このような歯周病のリスクファクターとしては,歯周ポケット内に存在する歯周病原細菌と遺伝子により支配されている生体応答,そして喫煙やストレスならびに食生活に代表される生活習慣の3つの因子からなっている.なんらかの歯周病の症状が国民の70 %以上に認められており,成人において歯を喪失する第一の原因である.
一方糖尿病は,糖代謝の異常によって高血糖状態が続き,合併症が懸念されている疾患である.*糖尿病と歯周病の病態は異なるが,近年,歯周病は糖尿病の第6番目の合併症として注目されている.糖尿病患者では,歯周病罹患率が増加し,とくに血糖コントロールが不良な糖尿病患者では,歯周病の発症および進行のリスクが上昇する.逆に,歯周病に罹患していると糖尿病の血糖コントロールが難しくなり,糖尿病が増悪することが明らかになっている.
ほか

商品詳細

出版社名
医学出版
フォーマット
単行本

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