ホームレス・スタディーズ 排除と包摂のリアリティ
発売日:2010年11月
- ISBN
- 978-4-623-05813-6
- 著者情報
- 青木 秀男(アオキ ヒデオ)
1943年生まれ。1974年大阪市立大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学、博士(社会学)。現在、社会理論・動態研究所所長
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商品説明
拡大するホームレス問題の現在をとらえる。(社会図書総目録より)
ますます深く錯綜する〈問題〉
転回するホームレス問題の諸相に分け入り、現代社会に刻まれた亀裂をとらえる
かつて寄せ場へと凝集されてきた野宿生活者が1990年代半ばより大都市部を中心に急増し、ホームレス問題としてひろく社会問題と認められるようになった。さらに近年の不安定居住者の増加はホームレス問題が今後ますます広がることを予示していよう。
本書はこの拡大するホームレス問題における排除と包摂の諸相に、歴史・労働現場・支援といったさまざまな文脈から鋭くせまる。
目次
はじめに――本書への誘い
序 章 ホームレス・スタディーズへの招待(堤圭史郎)
1)「ホームレス」と「野宿者」
2)隠蔽され続けたホームレス問題
3)特措法体制における排除と包摂
4)「ホームレス問題」の現在
第1部 労働の歴史と空間
第1章 排除する近代
――大正期広島の乞食世界(青木秀男)
1)排除の原基
2)階層的な排除
3)社会的な排除
4)排除を生きる
5)乞食という問題
第2章 寄せ場「釜ヶ崎」の生産過程にみる空間の政治
――「場所の構築」と「制度的実践」の視点から(原口 剛)
1)戦後「釜ヶ崎」をめぐる問い
2)「釜ヶ崎」の概観
3)場所の構築――集合的イメージから社会学的・政策的定義へ
4)制度的実践――「釜ヶ崎(あいりん)対策」の展開過程と空間の変容
5)政治的帰結としての「ホームレス問題」
第3章 飯場労働者における「勤勉」と「怠け」
――労働者の選別と排除のメカニズム(渡辺拓也)
1)「勤勉」と「怠け」という問題
2)飯場と飯場労働者の概要
3)飯場労働の中身
4)飯場労働者のモチベーション
5)飯場労働者間の関係性
6)怠け者扱いの効用と落とし穴
第4章 放置された不安定就労の拡大とホームレス問題
――寄せ場の日雇労働者を野宿生活に追い込んだ要因(大倉祐二)
1)「派遣切り」問題のウソ
2)寄せ場における就労・生活の不安定性
3)労働市場としての釜ヶ崎の「変容」
4)なにが釜ヶ崎の日雇労働者を野宿生活に追い込んだのか
5)就業構造の変容について
6)新たな就労経路の確立・拡大について
7)寄せ場化しない寄せ場の拡大
8)就労・生活の不安定化の深化とその隠蔽
ほか
商品詳細
- 出版社名
- ミネルヴァ書房
- フォーマット
- 単行本
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