カラス笛を吹いた日
ロイス・ローリー/文 バグラム・イバトゥーリン/絵 島式子/訳 島玲子/訳
発売日:2010年11月
- ISBN
- 978-4-7764-0433-0
- 著者情報
- ローリー,ロイス(ローリー,ロイス)(Lowry,Lois)
1937年ハワイ生まれ。児童文学作家。1977年、若くて亡くなった姉を題材にした『モリーのアルバム』を発表、高い評価をうける。ナチス占領下のデンマークを舞台にした『ふたりの星』と近未来を描いた『ギヴァー 記憶を注ぐ者』(新評論)で二度のニューベリー賞を受賞するなど、受賞歴多数。子供から大人まで幅広い支持をうけている
イバトゥーリン,バグラム(イバトゥーリン,バグラム)(Ibatoulline,Bagram)
ロシア生まれ。イラストレーター。ケイト・ディカミロとのコンビで絵本を多数出版している。ペンシルベニア州在住
島 式子(シマ ノリコ)
神戸の甲南女子大学で、英語圏の児童文学を教えている
島 玲子(シマ リョウコ)
京都生まれ。1999年〜2001年、イギリスのロンドン、ダラムに滞在。現在は英語講師として市民センター、大学で教えている
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商品説明
戦争に行っていた父に心を開けないリジー。父はカラス笛を渡し、2人でカラス退治に出かける。銃をもつ父にリジーは…。
【対象】小学中学年
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
戦争で長い間不在だった父親と狩りに出かける少女の実話物語です。言葉がなくても父と娘が会話できているのが素晴らしいと思います。それだけ心が通い合っているのです。しかし、話の奥には大きな問題指摘があります。戦争を経験してきた父親は、戦争の怖さを感じなくなったことを娘に語ります。その父親が、「ハンター」として畑を荒らすカラスを退治しようというのです。カラスにも子育てのような事情があるのではないかと娘は思います。父親は、子育ての時期は終わって、もう子どもだとわからなくなっている時期だと諭します。父と娘の中に、「戦う者」と「戦いたくない者」の構図が浮かび上がります。娘は父親の大好きなのだけれど、「ハンター」としての父が少し怖いのです。丘でカラス笛を吹いてカラスと戯れる娘の姿は圧巻です。そして、その娘を見て父親は鉄砲を使いませんでした。娘の気持ちが判ったからです。解説的な文章を排して、心の微妙な揺れ動き、心のやり取りを表現しているので、見ている側も画面から呑みこまれてしまいます。透明感のある映像のような絵、人物描写がとてもリアルでソフトで、映画を見ているような感じになりました。父親にお薦めの1冊です。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
商品詳細
- 出版社名
- BL出版
- 対象年齢
- 小学中学年
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:CROW CALL
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