月刊 糖尿病 2-11
発売日:2010年10月
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商品説明
特集●糖尿病と脳障害
編集企画/内山真一郎
特集にあたって
糖尿病が大血管障害や微小血管障害を惹起して脳卒中や末梢神経障害を併発しやすいことはよく知られているが,血管障害を介さずに中枢神経を直接傷害して,さまざまな神経症状を生じることも問題になっている.
近年,脳梗塞の危険因子として代謝性疾患が増加しているが,そのなかでも糖尿病の合併頻度は指数関数的に増加している.しかし,脳卒中における糖尿病の重要性がこれだけ増しているにもかかわらず,脳卒中予防対策としての糖尿病の管理は現状では著しく不十分である.
糖尿病は虚血性脳血管障害の危険因子としてきわめて重要であるが,最近急増している認知症の原因疾患としても注目されるようになった.糖尿病が脳血管障害を生じることにより血管性認知症を併発することは理解しやすいが,最近注目されているのは糖尿病がアルツハイマー病の危険因子にもなっているという事実であり,糖尿病の管理はアルツハイマー病の予防対策としても重要である.
意識障害患者では,高血糖と低血糖を必ず念頭に置いて鑑別診断と緊急処置を行う必要があり,対応を誤ると深刻な後遺症を残す危険性がある.脳卒中や認知症には高血糖以外にインスリン抵抗性が独立した危険因子になりうると考えられており,インスリン抵抗性改善薬の脳卒中再発予防効果も報告されるようになった.糖尿病患者では末梢神経障害のみならず,脳神経障害も生じやすいことから,糖尿病は脳神経麻痺の原因疾患としても重要である.
MRIのT2>*画像で発見される脳微小出血は,症候性脳出血の予知因子となることが知られているが,糖尿病は脳微小出血の危険因子のひとつであることが注目されている.ただし糖尿病は,脳卒中のうち脳梗塞の危険因子として確立されているが,脳出血の危険因子であることは証明されていない.しかし,糖尿病は抗血栓療法中の患者では頭蓋内出血の危険因子になることが注目されており,糖尿病患者の抗血栓療法には特別は配慮が必要かもしれない.
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 医学出版
- フォーマット
- 単行本
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