末期腎不全の治療と先行的腎移植 透析療法前の献腎移植希望者登録のガイドライン作成を目指して 腎移植連絡協議会からの提言
発売日:2010年10月
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商品説明
(前省略)20数年前に先行的腎移植(preemptive kidney transplantation)という言葉をはじめて聞かされたとき,聞き慣れない用語で,一瞬なにを意味しているのか理解できなかった.そのうち,末期腎不全患児は,透析療法を経ないで腎移植を受けたほうがはるかに成長・発育が望まれることが明らかになり,この移植が推奨されてきた.
さらに米国移植学会での成人の腎移植の大規模統計でも,先行的腎移植は,生命予後が透析療法経験者にくらべて有意の差で高く,移植前の透析期間が短ければ短いほど,それに相関して成績が良好であることが報告されている.その大きな要因は,透析療法を経ないほうが心血管系の合併症による死亡率が低いためであることが証明され,まさにCKDの概念と一致する.
CKD患者の最終目標は,「透析導入期までの期間を安易に延ばすのではなく,国民の平均寿命にいかに近づけるか」でsることをわれわれはもう一度見直す時期にきている.さらにこの考え方を推し進めていくと,現在,透析導入期と腎移植の適応期を同一時期にすることが当然と考えられている.いわゆる既成概念も見直す時期にきているのではないか.今回のシンポジウムは献腎移植希望登録の時期を取り上げたが,このようなもっと幅広い見地に立ってその適応時期の見直しをはかりたい.
(高橋公太: 腎移植連絡協議会議長 日本臨床腎移植学会理事長 新潟大学大学院医歯学総合研究科 腎泌尿器病態学分野教授)
商品詳細
- 出版社名
- 日本医学館
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
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