次世代ワクチンの産業応用技術
発売日:2010年9月
- ISBN
- 978-4-7813-0180-8
- 著者情報
- 神谷 齊(カミヤ ヒトシ)
(独)国立病院機構三重病院名誉院長。三重県予防接種センター長。医学博士
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商品説明
21世紀の感染症対策は,予防が中心と言われている。
耐性菌や耐性ウイルスの発現もあり,感染症対策の重要性が再認識された時期に,鳥インフルエンザ(H5N1)の流行の脅威が話題になり,それに新型インフルエンザH1N1pdmの流行が起こり,ますます予防対策の必要性が高まっている。
世界のワクチン市場は実力のある会社に統合整理されて来ており,大企業間での競争も激しくなっている。一方わが国では最近20年間はほとんど新しいワクチン開発はなく,欧米に取り残された感は否めない。日本のワクチンは確かにきれいで安全性の高いワクチンではあるが,国内販売が中心であり,製造会社も小規模であり,世界でこの間開発されてきているワクチン(肺炎球菌結合型,ロタウイルス,ヒトパピローマ等)の製造等に関与出来るような科学的,経済的準備ができていないと言わざるをえないであろう。
このようなワクチン開発の遅れを取り戻すべく,厚生労働省は国家レベルでのワクチン開発を推進するため,研究機関(大学も含む),ワクチンメーカー等の懸け橋として研究開発の成果を製品に生かしてゆけるように,独立行政法人医薬基盤研究所を立ち上げた。(中略)新型インフルエンザはこのように国家レベルでのワクチンの開発,製造はインフルエンザの流行を契機として,多くの反省の上に立って新型インフルエンザのパンデミックに備え,国家レベルでのワクチンの開発,製造,普及が推進されはじめており,国内のワクチン市場のより成長へ向けての変革がはじまっている。
このような時代,過去の日本のワクチンの歴史を正しく振り返り,国内外国の現状を知り,世界を駆け巡った新型インフルエンザの脅威に対応することができること等を目標として本書は刊行された。
本書がワクチン産業の最近の動向を把握するのに役立ち,産業界に役立てば幸いである。
最後に,御多忙の中本書の執筆に御協力いただいた方々に深謝いたします。
(「はじめに」より)
2010年9月 神谷 齊
目次
第1章 ワクチンとは(ワクチン開発の歴史
次世代ワクチンの開発 ほか)
第2章 ワクチンの産業と行政(米国における感染症対策とワクチン行政の方針
我が国における質のよいワクチンの開発と普及のために―欧州における状況について ほか)
第3章 製薬企業から見たワクチン(パンデミック・インフルエンザワクチン―ワクチンメーカーの立場から
予防創薬)
第4章 研究開発事例(ワクチンの品質管理における感染研の役割:現状と将来
粘膜ワクチンの開発と実用化への取り組み ほか)
第5章 がんワクチン(がんワクチン療法の現状と課題
がん抗原の同定法と種類、それを用いた免疫療法 ほか)
商品詳細
- シリーズ名
- ファインケミカルシリーズ
- 出版社名
- シーエムシー出版
- フォーマット
- 単行本
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