ぼんぼん

今江祥智/作

発売日:2010年7月

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ページ数
494p
ISBN
978-4-00-114197-9
著者情報
今江 祥智(イマエ ヨシトモ)
1932〜。大阪市生まれ。同志社大学文学部英文科卒業。中学教師、児童図書の編集者をしながら執筆をはじめる。童話や小説から、翻訳や評論まで幅広く活躍する。自らの体験にもとづいて書いた『ぼんぼん』で日本児童文学者協会賞、つづく『兄貴』で野間児童文芸賞、さらに『おれたちのおふくろ』『牧歌』へとつづけ「ぼんぼん四部作」で路傍の石文学賞を受賞。そのほか小学館児童出版文化賞、エクソンモービル児童文化賞などを受賞

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商品説明

洋が小学3年生の年、突然おとうちゃんがたおれた。そして、戦争がはじまった。軍国主義の波にもまれながらも、ほのかな恋心にめざめる少年の成長を、元やくざの佐脇さんが見守る。大阪弁にのせて、人間の真実にせまる作者の代表作。小学5・6年以上。
【対象】小学高学年

<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
戦後77年も経ち、子供たちに太平洋戦争のことを伝えるのは、どんどん難しくなっている。 何しろ、おじいちゃんおばあちゃん世代も若い頃は「戦争を知らない子供たち」と歌っていた人たちになっているのだから。 もちろん、子供向けの絵本にも戦争の悲惨さや悲しみを描いたものもあるし、 「漫画の神様」と呼ばれた手塚治虫さんには当時の戦争の頃を描いた作品も多いから、 そういう作品で伝えることはできる。 そして、子供たちが小学生の高学年になったら、読ませてあげたいのが、 児童文学者今江祥智(よしとも)さんの『ぼんぼん』だ。 今江さんは1932年に大阪に生まれた。(2015年逝去) なので、1928年生まれの手塚治虫さんと近い世代ということもあって、 『ぼんぼん』と手塚さんの戦争漫画は似た匂いを持っている。 読み比べてみるのも面白い。 『ぼんぼん』は、小学3年生から小学6年生までの洋という、大阪市内で暮らす少年の物語である。 昭和16年の春から昭和20年8月の終戦までを描いている。(エピローグではその2年後の姿も書かれている) 物語の初めの頃は戦時中といっても、すごく平和な感じすらしているが、それがどんどんなくなっていく。 主人公の洋には洋二郎という4つ違いの兄がいるが、洋楽の好きな兄もどんどん軍国少年に変わっていく。 そして、昭和20年3月13日、大阪は大空襲にあう。洋たちの街も火の海に巻き込まれていく。 空襲の中逃げ惑う人々、炎に焼け死んでいく人々、焼き跡の中で洋が見た米軍墜落機への過酷な仕打ち。 普通であったことが、いつの間にか狂気になっていく怖さが、この作品にはある。 物語を読むことで、自身が経験しなかったものを味わう。 子供たちに読み継がせていきたいし、 「戦争を知らない子供たち」と歌ったおじいちゃんおばあちゃんにも 読んでもらいたい一冊だ。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )

商品詳細

シリーズ名
岩波少年文庫 197
出版社名
岩波書店
サイズ
18cm
対象年齢
小学56年生
フォーマット
文庫

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