源氏物語の言葉と異国
発売日:2010年4月
- ページ数
- 284,6p
- ISBN
- 978-4-657-10212-6
- 著者情報
- 金 孝淑(キム ヒョスク)
1972年韓国ソウル生まれ。1994年(韓国)世宗大学校自然科学大学卒業。2000年早稲田大学第一文学部卒業。2002年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。2008年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)の学位取得。2008年以降(韓国)京畿大学校、(韓国)培材大学校、(韓国)世宗大学校の非常勤講師を務める。現在、世宗大学校、培材大学校の非常勤講師
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商品説明
『源氏物語』には「から」「もろこし」「こま」「くだら」「しらぎ」「ひとのくに」などといったような異国を表わす言葉が多く存在する。またその主人公の名前が異国の相人から名付けられたことからもうかがわれるように、その物語の世界には、異国との交流環境や文化が深く関わっているといえよう。
物語には多様な異国の名があり、そしてその多様な異国は、ときには作中人物を照射し、ときには作中人物と作中人物を関連づけ、またときには作中人物の栄達を裏打ちする権威として存在し働きかける。本書は、『源氏物語』において言葉としてあらわれる異国を中心に、その異国の描かれ方を検討し、その異国の描かれ方が物語においてどのような機能を果たしているのかを分析するものである。
目次
第1部 『源氏物語』における異国(『源氏物語』異国関連用語考―「から」「もろこし」を中心に
「知らぬ国」考―絵合における『うつほ物語』提出の意味
権威付けの装置としての「唐土」と「高麗」―『うつほ物語』『源氏物語』『狭衣物語』を通して
『河海抄』の「異朝」と「本朝」―『源氏物語』の世界を読み解く)
第2部 『源氏物語』の作中人物と異国―末摘花・玉鬘(末摘花物語の表現構造―「黒貂の皮衣」と「からころも」
大宰府と「唐物」―末摘花とその叔母の「大弐の北の方」を中心に
玉鬘と筑紫―物語論・和琴論をめぐって
「玉鬘十帖」における「隠ろへごと」の再生産―末摘花巻との対応関係から)
第3部 『源氏物語』の書物と異国―ほん・ざえ・学問(『源氏物語』の「本」―“書かれた物語”とその主人公
光源氏の「才」と「学問」―異国という権威
大学の学生の夕霧と『篁物語』―その表現の類似をめぐって)
商品詳細
- シリーズ名
- 早稲田大学学術叢書 8
- 出版社名
- 早稲田大学出版部
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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