終わりなき省察の行方 ローベルト・ムージルの小説

北島玲子/著

発売日:2010年5月

  • 終わりなき省察の行方 ローベルト・ムージルの小説
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ページ数
330p
ISBN
978-4-324-08910-1

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商品説明

オーストリアの作家ローベルト・ムージルの文学的営為を、畢生の大作『特性のない男』を中心に代表作を網羅して論じます。

ムージルは20世紀のドイツ語圏における最重要作家の一人であり、とりわけ未完に終わった『特性のない男』は、プルーストの『失われたときを求めて』、ジョイスの『ユリシーズ』と並び称される長編小説です。

ムージルの作品は、1970年代からようやくドイツ語圏で研究が盛んになり、日本においてもこれまで翻訳や紹介がなされてきました。
しかし処女作『寄宿生テルレスの混乱』から『特性のない男』まで総括的に論じたものは日本でいまだ存在しません。

本書は、ムージルの全体像を日本で初めて紹介するものであり、文学研究のみならず近代における思想や文化を学ぶ人に資する一冊です。

作品論という側面を強調し、ムージルの代表作への案内書としても読めるように、また、ムージルになじみの薄い読者のために難解な専門用語を避け、生涯と作品の関係がわかりやすいようにする年譜をつけています。

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 目次
 まえがき
 序 ムージル論のための「文学研究」の定位

 1 『特性のない男』へ
  『寄宿生テルレスの混乱』
  『愛の完成』と『トンカ』
  『静かなヴェローニカの誘惑』
  補説 『合一』における皮膚=身体――沈黙への通路
  『黒つぐみ』

 2 『特性のない男』
  認識批判とユートピア的思惟
  愛のユートピア
  狂気のディスクール
  『特性のない男』における終わりなき省察

 註
 参考文献
 『特性のない男』の構成
 あとがき
 ローベルト・ムージル略年譜
 人名索引



 著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
 北島玲子…きたじま・れいこ/上智大学文学部ドイツ文学科教授、文学博士

商品詳細

出版社名
Sophia University Press上智大学出版
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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