鈴木哲雄詩集
発売日:2010年4月
- ページ数
- 163p
- ISBN
- 978-4-8120-1803-3
- 著者情報
- 鈴木 哲雄(スズキ テツオ)
1935年(昭和10年)3月19日名古屋市に生まれる。1950年4月県立旭丘高校へ入学。1953年高校を卒業して中部電力株式会社に入社。1971年第一詩集『白い風化』を刊行。1993年詩集『蝉の松明』で第三三回中日詩賞を受賞。1995年3月末中部電力を定年退職。2003年2月名古屋市芸術特賞を受賞
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商品説明
樹も
叫びたいときはあるのだ
歳月の風に
かたい表皮をめぐらし
内へ内へと蓄えていった
沈黙
樹だって
裂けたいときはあるのだ
「樹も」より
日頃、鈴木哲雄と接している時、怒りや苛立ちの表情を見せることなく、静かな樹木のように自分の立つ位置をいつも心得ているようである。烈しい憤りや嘆きも制御して、些かも素振りに現すことはないが、自分自身の生き方には容赦することはなかった。(中略)この一巻は慰藉の手も届かない痛みに、心血の思惟を傾け、日影月影を踏みながら人間に優しいまなざしを注ぎ、痛みを分かちあえる人に深々と語りかけてくる。
(柏木義雄・解説より)
鈴木哲雄の詩を総括すると、詩人の鋭敏な感性が受難に結びつくことによって、この世に言葉で何か証しを立てようとしているのではないか。思えば、キリストの受難も福音書が作られていなければ、こうして二千年も語り継がれてはいない。さらに、キリスト教を世界に広めたパウロの存在も考えなければならない。同じように、同じように、ここに鈴木が記した空前絶後の魂の記録、これこそ、逆説的に人類の遺産の一つとして後世に語り継がれていかなければならない。
(中村不二夫・解説より)
目次
詩篇(詩集『白い風化』(一九七一年)抄
詩集『あかさたな万華』(一九七八年)抄
詩集『太陽はまだ高いのに』(一九八五年)抄
詩集『蝉の松明』(一九九二年)抄
詩集『やさしさ依存症』(一九九九年)抄
詩集『途中橋』(二〇〇一年)抄
詩集『神様だって』(二〇〇七年)抄)
エッセイ・小論
商品詳細
- シリーズ名
- 新・日本現代詩文庫 75
- 出版社名
- 土曜美術社出版販売
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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