小さな可能性
発売日:2010年5月
- ページ数
- 167p
- ISBN
- 978-4-09-290537-5
- 著者情報
- ホフ,マルヨライン(ホフ,マルヨライン)(Hof,Marjolijn)
1956年、アムステルダムに生まれる。心理学者で芸術家だった父親のもと、本や芸術作品にかこまれて育った。モンテッソーリ教育の学校を出たのち、司書の資格をとり、ザーンスタット市の図書館に長く勤める。作家養成学校に通った時期もある。1999年に退職、念願の職業作家となる。2006年に発表した『小さな可能性』が、オランダでは「金の石筆賞」、ベルギーでは「金のフクロウ賞」を受賞し、本格的な成功をおさめる
野坂 悦子(ノザカ エツコ)
1959年、東京に生まれ。1985年より5年間オランダとフランスに住む。1989年に『レナレナ』で翻訳者としてデビュー。以後、オランダの絵本を中心に児童文学を積極的に日本に紹介している。英語やフランス語から訳した作品もある。「紙芝居文化の会」海外企画推進委員、JBBY理事
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商品説明
文章いっぱいにやさしさが広がる感動的な本オランダでもっとも歴史と権威のある児童文学賞「金の石筆賞」を受賞した本作品は、繊細で、やさしさにあふれた感動的な作品です。この物語は、主人公の少女キークの、「不安」を描いています。
医者のお父さんは、ときどき家族のもとをはなれ、人を助けるために戦争中の場所へと向かいます。これまでは、何事もなく無事に帰ってきましたが、今回は、いつもと違いました。来るはずの電話がこない……キークとお母さんは、不安な気持ちをつのらせながら、待ち続けます。行方不明になったお父さんと、その無事を祈るキーク。父さんが死んでしまう可能性を小さくするためには、どうしたらいいのか。いかにも子どもらしい思い込みから、キークは、いろんなことを試してみます。
最後には、お父さんの居場所がわかり、足を一本なくす大けがをしましたが、命は無事に帰ってきます。「もうどこにも行かない?」というキークの質問に、お父さんは、答えました。「もう少し元気になったら、また出かけるよ。そのときは、キークも一緒に来てくれる?危ないところに行かないように、見張っててくれよ」
不安に打ち勝ち、次の一歩を踏み出す勇気を持てる、そんな暖かい作品です。
編集者からのおすすめ情報
戦争をテーマにした本作品は、そのなかでも異色の物語です。無事を祈り待つ人たちの心の不安を描いていますが、シンプルなストーリーの中に、多くのことを盛り込んでいる児童文学の名作といえるでしょう。読後感がさわやかで、心が温かくなります。EenKleineKans
商品詳細
- 出版社名
- 小学館
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 小学34年生
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Een kleine kans
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