今なぜ権利擁護か ネットワークの重要性
発売日:2010年3月
- ページ数
- 72p
- ISBN
- 978-4-87555-563-6
- 著者情報
- 高野 範城(タカノ ノリシロ)
弁護士(1970年弁護士登録・第2東京弁護士会)。1945年北海道生まれ。1979年から15年間、日弁連・人権擁護委員会社会保障問題調査研究委員会に所属し、1998年以降、日弁連・高齢者・障害者の権利に関する委員会に所属したが、2004年6月〜2006年5月には後者の委員長を務めた
新村 繁文(ニイムラ シゲフミ)
専門分野:刑事人権論、権利擁護制度論。1949年東京都生まれ。青森大学社会学部社会福祉学科教授を経て、2004年4月より現職。2006年度以降、福島刑務所視察委員として受刑者の権利擁護・処遇環境の改善に従事し、併せて2007年度後半からは、文部科学省の委託事業として「高齢社会における弱者の権利と生活を護る担い手育成プログラム」に携わってきた
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商品説明
これまで政府は、企業中心の年功序列・終身雇用・家族賃金・福祉厚生面での充実を基礎とする「企業依存型福祉体制」を前提に、ひたすら企業活動の保護育成策、成長持続政策(景気対策)をとってきました。そして、本来果たすべき公的責任としての社会保障・社会福祉面での計画的・体系的な施策の展開を怠ってきたのです。
企業のグローバル化のなか、「企業既存型福祉体制」の恩恵への期待可能性がすっかり奪われてしまった現在、きわめて貧困な公的福祉体制しか存在しないため、持てる者と持たざる者との格差は目に見えて拡大し、貧困層の存在が顕在化しはじめています。
また、新自由主義的構造改革の結果、福祉分野も「市場主義化」されました。
高齢者や障がい者など、いわゆる「社会的弱者」が福祉サービスの利用者としてその「購入者」の立場に置かれた場合、お金を持っていさえすれば望むだけの福祉サービスを享受できますが、「持たざる者」は、支払える範囲の福祉サービスを利用できるにとどまり、福祉サービス利用を抑制せざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。
本来まずもって福祉の対象であるべき「持たざる者」は、「持てる者」とくらべて、福祉サービス利用ないし福祉へのアクセスという面で圧倒的な格差の下に置かれています。
彼らの生活・生存を確保し、自立した社会生活を維持していくためにも、「権利擁護」のための支援が必要不可欠なのです。
目次
序言 「福祉」のパラダイム転換と権利擁護(日本には一度たりとも「福祉国家」は成立していない
福祉の世界における「構造改革」と権利擁護)
基調講演 「社会的弱者」の権利擁護とネットワークの不可欠性(今なぜ権利擁護か
権利擁護とは何か
おわりに)
商品詳細
- シリーズ名
- 福島大学ブックレット『21世紀の市民講座』 No.6
- 出版社名
- 公人の友社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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