ナノサイエンスが作る多孔性材料 普及版
発売日:2010年3月
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商品説明
私たちが意識するかどうかにかかわりなく,古代から多孔性物質が私たちの生活に用いられてきたことは多くの文献から伺える。現代では多孔性物質なくしては私たちの生活が成り立たないところまできている。活性炭に代表される炭素材料,無機物に代表されるゼオライトなどはその好例である。その機能は,分離,除去,貯蔵,触媒など多岐にわたる。人類が長年にわたり発見,生産,改良してきた多孔性材料は,現代の科学のテイストを獲得して益々発展してきた。その特徴は,1)グラファイトからナノチューブに見受けられる炭素単体の形態の広がり,そして新しい機能の発展,2)無機物,有機物,などの素材の単一性から,それらの複合化における多様な材料の発展,3)限りない規則性を持つ細孔を生み出せる多孔性金属錯体物質の出現,4)低エネルギーで大量生産できるボトムアップ合成法,すなわち,自己集合,自己組織化による合成手法の発展,一方,5)微細加工技術の進歩による精密なトップダウン手法の発展,など,多孔性材料にかかわる新展開には目覚しいものがある。
多孔性材料の範囲は広く,無機化学,有機化学,物理化学,高分子化学,触媒化学はもとより物性物理学にまでおよぶが,各分野の先導的な研究者に執筆をお願いしたため,非常に豊かで斬新な科学,技術に触れることができる。そして今後,未来の多孔性材料について多くのヒントが得られるものと期待される。
前世紀が原子,分子骨格およびそれからつくられる集合構造の骨格に焦点をあてた時代とすれば,21世紀はまさにそれら構成素子からつくられる空間,「スペースの化学」に注目する時代であるといえる。すなわち21世紀の材料は“空間”がキーワードと考えている。その意味でもここで紹介する物質群は,夢と感動と希望を与える材料として多くの研究者をひきつけるものと考えられ,まさに本書が重要な役割をすることを願っている。
最後に,本書をまとめるにあたり,尽力いただいた(株)シーエムシー出版の西出寿士氏に御礼申し上げる。(「はじめに」より抜粋)
目次
基礎編(製造方法
吸着理論)
応用編(化学機能材料への展開
物性材料への展開
環境・エネルギー関連への展開)
商品詳細
- シリーズ名
- 〔CMCテクニカルライブラリー〕 349 新材料・新素材シリーズ
- 出版社名
- シーエムシー出版
- フォーマット
- 単行本
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