もう一つの経済システム 東ドイツ計画経済下の企業と労働者

石井聡/著

発売日:2010年2月

  • もう一つの経済システム 東ドイツ計画経済下の企業と労働者
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ページ数
276,20p
ISBN
978-4-8329-6722-9
著者情報
石井 聡(イシイ サトシ)
1968年岐阜県恵那市に生まれる。1994〜95年文部省学生国際交流制度派遣留学生としてドイツ・フライブルク大学へ留学。1996年名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得。現在、札幌大学経済学部准教授博士(経済学)(名古屋大学)

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商品説明

本書は,東ドイツ「社会主義」計画経済下の企業現場を検討対象としながら、計画経済において生産が非効率なものになってしまうメカニズムと非効率の具体的様相,一般的イメージとは異なる労働者の日常や濃密な人のつながりのあった社会の姿,我々が想像するほど身近な恐怖ではなかった秘密警察の本当の影響力,それらの事実から「社会主義」計画経済の崩壊および存続の理由を導き出そうとする試みである。
これら「社会主義」計画経済という「もう一つの経済システム」の基底部分における,あまり知られてこなかった(知ろうとされてこなかった)実態を,ドイツ統一後公開された一次資料を用いて実証的に明らかにすることで,「社会主義」について多面的に理解すること,これが本書の目指すところである。
また,その作業を通じて,将来の市場経済のあり方について考えるにあたっても,ものの見方・考え方をより多面的にし,議論を豊富化することに貢献できるのではないかというのが著者の考えである。

目次

第1章 出発点の経済状況―対外関係、工業生産および労働力についてのマクロ的分析
第2章 労働生産性向上政策とその労使関係的限界―一九五三年六月一七日労働者蜂起をめぐって
第3章 造船業における生産能力の増大と労働生産性の低迷
第4章 造船業の企業現場における設備能力の不十分な利用
第5章 造船業の企業現場における労働者陶冶および管理の限界
第6章 造船業における計画作成と達成度評価の現実
第7章 造船業の国際競争力
第8章 労働者の人間関係世界―作業班の経済的・社会的意義
補論 企業における秘密警察(シュタージ)―その本当の影響力

商品詳細

出版社名
北海道大学出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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