地球温暖化と昆虫
発売日:2010年2月
- ISBN
- 978-4-88137-149-7
- 著者情報
- 桐谷 圭治(キリタニ ケイジ)
1929年大阪府生まれ。1959年京都大学大学院農学研究科博士課程中退。農林水産省農業環境技術研究所昆虫管理科長、アジア・太平洋地区食糧・肥料技術センター副所長、農業環境技術研究所名誉研究員などを経て、現在、日本応用動物昆虫学会名誉会員、アメリカ昆虫学会フェロー、日本昆虫学会評議員、農学博士。専門、応用昆虫学・昆虫生態学。受賞、日本応用動物昆虫学会賞(1968年)、日本農学賞・読売農学賞(1976年)、紫綬褒章(1993年)、日経地球環境技術賞(1997年)など
湯川 淳一(ユカワ ジュンイチ)
1940年和歌山県生まれ。1967年九州大学大学院農学研究科博士課程中退。鹿児島大学農学部教授、九州大学大学院農学研究院教授、九州大学総合研究博物館館長、日本昆虫学会会長、昆虫学国際会議評議員、双翅目国際会議評議員などを経て、現在、国際昆虫生理生態学研究センター理事、鹿児島大学名誉教授、九州大学名誉教授、日本応用動物昆虫学会評議員、農学博士。専門、昆虫系統分類学・昆虫生態学。受賞、日本応用動物昆虫学会賞(1993年)、日本農学賞・読売農学賞(2009年)
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商品説明
そもそも「地球温暖化」とは、どのようなことでしょうか。
地球は最後の氷河期から1万年ほどかかって約5度暖かくなりましたが、現在の温暖化はその10倍から100倍の早さで進行しているといわれています。
われわれの身近にいる昆虫は、世代期間が短く、生活様式が多様で、わずかな温度変化にも敏感に反応しますので、温暖化のような複雑なシステムの変化の動向をいち早く察知する生物指標として適しています。
地球温暖化と昆虫の関係については、桐谷が1988年に発表した「昆虫相への気候変化の影響」が日本初の論文でした。その後、1999〜2001年に湯川は桐谷をアドバイザーに迎え、気象学者や植物生態学者も含め「地球温暖化が昆虫類の生存や絶滅、地理的分布に及ぼす影響」の研究を行いました。大勢の研究者がいっしょになって「地球温暖化と昆虫」のテーマに取り組んだこの研究が、本書誕生のきっかけでした。
本書は、温暖化の現状から始まって、チョウやカメムシ、セミから虫えいを形成するタマバエ、侵入害虫であるミバエ、ゾウムシ、アザミウマ、さらには世界的に問題になっているマラリアを媒介する蚊まで多様な昆虫が温暖化にどのように反応しているのかを、わかりやすく解説します。
昆虫学研究者・農業関係の研究指導者から昆虫愛好家まで、幅広い読者を想定して編集しました。
目次
第1章 温暖化の現状と東アジアの気候
第2章 分布域の変化
第3章 発生の早期化、季節との同時性
第4章 侵入害虫
第5章 越冬の生理機構と温暖化
第6章 世代数の増加と個体群密度
第7章 異常発生と絶滅
第8章 高温障害
第9章 植物を通しての影響―CO2濃度の上昇による植物〜昆虫相互作用の変化
商品詳細
- 出版社名
- 全国農村教育協会
- フォーマット
- 単行本
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