環 歴史・環境・文明 vol.40(2010Winter)「〈特集〉いま、「農」を問う」

発売日:2010年1月

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巻の書名
〈特集〉いま、「農」を問う
ISBN
978-4-89434-727-4

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商品説明

新しい時代に向けてトータルな知の総合を企図する学芸総合誌
「農」は、我々の「生活」の根幹である。「農」こそ、我々の日々の「食」を支えているからである。全く自明のことだが、しかし我々は、経済至上主義が支配する日常生活のただ中で、このことを忘れてしまっているかのようである。そして、世界規模の気候変動や環境悪化がもたらす食糧危機、衰退著しい日本の農業と低下する食糧自給率、農薬や化学肥料の使用と食の安全性への不安……といったように、「農」は、いま、あらゆる次元で危機に瀕している。
だが「農」の危機は、単に「食」の危機を意味するだけではない。「農」は、それぞれの地域の「経済」と「社会」と「文化」の根幹でもある。「農」が破壊されれば、その地域における雇用から自然環境、伝統文化、共同生活に至るまで、すべてが破壊される。有機農業実践の長年にわたる地道な努力によって、農業それ自体だけでなく、地域全体を活性化させた山形県高畠町のような例は、そのことを逆から証明していよう。
貨幣経済の絶対視は、「途上国と先進国」「アジアと日本」「農村と都市」「生産者と消費者」「自然と人間」「伝統と現代人」「次世代と現代人」といった二項対立をつくりだす。「農」を問うことは、この二項対立を超えようとすることである。すなわち「隣人や他者や自然と共にどう生きるか」ということを「農」という問題は、我々に問いかけているのである。

商品詳細

出版社名
藤原書店
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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