花泥棒 細江英公写真絵本
発売日:2009年11月
- ISBN
- 978-4-88773-101-1
- 著者情報
- 細江 英公(ホソエ エイコウ)
写真家、清里フォトアートミュージアム館長、東京工芸大学名誉教授、(社)日本写真家協会会員、(社)日本写真協会会員、日本写真芸術学会会員。1933年山形県米沢市生まれ。本名・敏廣。18歳のときに「富士フォトコンテスト学生の部」で最高賞を受賞し、写真家を志す。1952年東京写真短期大学、(現東京工芸大学)写真技術科入学。その年の秋にデモクラート美術家協会の瑛九と出会い強い影響を受ける。1954年卒業。1956年小西六ギャラリーで『東京のアメリカ娘』にて第1回個展開催
鴨居 羊子(カモイ ヨウコ)
1925年大阪府豊中市生まれ。新聞記者を経て下着デザイナーとなる。デザイナー・画家として活躍する傍ら、文筆活動にも才能を発揮し、魅力あるエッセイを数多く残している
早坂 類(ハヤサカ ルイ)
1959年山口県下関市生まれ。1990年度現代詩「ユリイカの新人」。第31回短歌研究新人賞次席
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商品説明
1966年春、妻の姉の写真家・今井壽惠が親しくしていた鴨居羊子さんを紹介された。鴨居さんはすでに下着デザイナーとして有名だった。その鴨居さんが大阪からやって来て、小さなぬいぐるみ人形をどさっと私の前に置いて「英公さんにおまかせします」といって帰っていった。
よく見ると可憐な少女や好色おやじや色っぽい中年女性や妊娠中の女などなど、人形というよりさまざまな人間を集めてつれてきたという感じだった。はっと気がついたら、ぼくがその頃よく出入りしていた唐十郎の状況劇場、赤テントの役者集団みたいだった。唐十郎もいる、李麗仙もいる、麿赤兒もいる。
ぼくは小さな役者たちをつれて旅に出た。遠くは青森、長野、近くは晴海埠頭に四谷界隈。みんなそれぞれ勝手気ままのやり放題、ちょっと目を離しているとセックスをはじめるわ、裸でテレビに出たいと駄々をこねるわ、親の心子知らず。あまりにうるさいので叱ったら「死ぬ」と言って電車の線路を枕にして自殺未遂、これは仏さまにすがる他に道はないと思って野仏行脚をしたりしてなんとかなだめて帰ってきた。僕は疲労困憊、さっそく鴨居さんにお引き取り頂いた。
あれから43年、幸運の知らせが舞い込んだ。かつて僕が33歳の時に撮影した人形の数々が、今になって写真絵本「花泥棒」として世に出ることになった。先ず一番に天国で暮らしている鴨居羊子さんと今井壽惠さんに早速知らせて上げよう。これは天国のお二人への贈りものだ。
目次
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商品詳細
- 出版社名
- 冬青社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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