新・陰翳礼讃 美しい「あかり」を求めて
発売日:2008年9月
- ISBN
- 978-4-396-61312-9
- 著者情報
- 石井 幹子(イシイ モトコ)
照明デザイナー。東京生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。フィンランド、ドイツの照明設計事務所勤務後、1968年石井幹子デザイン事務所を設立。日本のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、中近東、東南アジア各地と国際的に活躍する照明デザインの第一人者。東京タワー、東京駅、東京港レインボーブリッジ、横浜ベイブリッジ、明石海峡大橋、函館市や長崎市の景観照明、白川郷合掌集落、倉敷美観地区、浅草寺ほか、愛・地球博や洞爺湖サミットなどの照明計画、能やオペラなどの舞台照明にも携わり、都市照明からライトオブジェ、光のパフォーマンスまでと幅広い光の領域を開拓する。2000年紫綬褒章受章
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商品説明
世界的照明デザイナーによる伝統の再発見もう一度、美しい「あかり」と暮らすために東京タワー、レインボーブリッジ、白川郷…。国内外のさまざまな照明プロジェクトにかかわる中で見出した、日本人が培ってきた「ほのあかり」の可能性とは? <白川郷に、月あかり照明をつくる>その夜は夜半から雪が降りはじめた。東京では見ることもできないような大きな牡丹雪であった。「あー、この降る雪に光が当たったらどんなにきれいだろうな。そうだ、峠の見晴台の足もとに照明を仕込んで、ライトダウンしましょう。村全体を月あかりのように優しい清らかな光で照らしましょう」私はスタッフに言った。村を流れている庄川の対岸の山腹に三ヵ所、照明を埋め込んで、時間によって徐々に月が動いていくように順次点灯させよう。 <やわらかな「あかり」を、いまに取り戻したい>各地のさまざまな照明デザインにかかわる中で私が見出したのは、「陰翳」の美しさであった。これは、光と闇という対比の中で捉える欧米の照明とは違った、光から闇に至る中間領域の中にある、やわらかな「あかり」の存在であった。都市スケールでいえば、調和のとれた優しい夜景をつくることでもあり、建築や住宅のスケールでいえば、ほのかなあかりを大切にすることなのである。
これからは「光」の時代ではなく、「あかり」の時代。数々の照明作品を造ってきた著者による日本文化再発見論。
目次
第1章 和のあかり、再発見
第2章 光の国・北欧とドイツ、そしてアメリカで学んだこと
第3章 日本のあかり文化―一九八〇年代からの移り変わり
第4章 暮らしの中のあかり
第5章 まちの建物の照明を見直す
第6章 日本の景観照明の可能性―まちを美しくするために
第7章 美しい陰翳の中で過ごすとき
商品詳細
- 出版社名
- 祥伝社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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