さむらい 遺訓の剣
発売日:2002年12月
- ページ数
- 281p
- ISBN
- 978-4-396-63217-5
- 著者情報
- 鳥羽 亮(トバ リョウ)
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、教員生活を送る。90年『剣の道殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。孤高の介錯人、野晒唐十郎の活躍を描いた「鬼哭の剣」シリーズ(祥伝社文庫)で剣豪小説の第一人者となる。その迫力ある殺陣シーンの描写は多くの剣豪小説ファンを魅了し続けている
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商品説明
切腹の際(きわ)の父の遺言を胸に自らに刻苦を強いる剣豪成長小説「侍らしく、生きよ」 上空に十六夜(いざよい)の月があり、闇に視界が閉ざされることもなかった。梶は上段に構えていた。月光を浴びた刀身が、青白くひかっている。対する辰之助は、敵の喉元に切っ先をつける青眼(せいがん)である。構えの威圧も気魄(きはく)も、ふたりはほぼ互角だった。構えからの気攻めだけでは、相手をくずせないと見てとった二人は、少しずつ間合いをせばめていった。一足一刀の間境の手前で、ふたりはぴたりと足を止めた。隙がない。上段と青眼に構えたまま、二人は塑像(そぞう)のように動かなかった。 無念の死、だが、もののふとして決然とした潔い割腹だった。介錯人から「侍らしく、生きよ」という父の遺言を伝えられた十歳の遺児・秋月信助(あきづきしんすけ)は、その言葉のみを胸に、「罪人の子」として待ちかまえる人生の苦難に立ち向かっていく。家禄は減じられ、母子三人、餓死寸前の貧弱生活。それでも誇りを失わず、子に厳しさと慈愛をそそぐ母。東軍流剣術に邁進する信助に、十一年前、父を死に追い込んだ藩の内部抗争が再び襲いかかる。糧を得るため武士の矜持を捨てるか、信念を貫いて死地に赴くのか 。かつてない凄まじい剣豪小説であり、家族愛の小説でもある時代傑作、ここに誕生!
商品詳細
- 出版社名
- 祥伝社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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