〈愛蔵版〉ドキュメンタリー映画の地平
発売日:2009年6月
- ページ数
- 725p
- ISBN
- 978-4-7736-3313-9
- 著者情報
- 佐藤 真(サトウ マコト)
1957年青森県弘前市に生まれる。2歳で上京。千葉県松戸市のマンモス団地で物心がつき、東京都練馬区の新興住宅地で育つ。東京大学文学部哲学科卒。在学中より水俣病の運動に関わり、『無辜なる海―1982年・水俣―』(監督:香取直孝)の助監督となる。84年にこの映画の東北・北海道の自主上映の旅で阿賀野川とそこに暮らす人々と出会い、映画作りを決意する。89年からスタッフ7人と新潟に移り住み、92年『阿賀に生きる』完成、国内外で高い評価を受ける。他に映画やテレビ作品の編集・構成、映画論の執筆など多方面で活躍。京都造形芸術大学教授、映画美学校主任講師として後進の指導にもあたった。2007年9月4日逝去。享年49
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商品説明
ドキュメンタリーは現実を撮る。たとえ、その現実がいかにフィクショナルなものを内包していようと、メディアのリアリティと現実のリアルの関係が逆転していようと、現実を撮る。しかも、その現実を、単に映画として再現するだけではなく、何らかの形で批判したり批評しようとする。つまり、何らかの悪意をもって、現実を撮るのである。“自明の事柄”にまとわりつく意味の文脈や常識という“砦”を解体しようとした故佐藤真監督の映像表現論。
2007年に亡くなった佐藤真監督の代表著作である『ドキュメンタリー映画の地平』上下を全1巻にまとめ、人名索引を付して愛蔵版として復刊。上巻が長らく品切れでご迷惑をおかけしました。この機会にぜひ、お求めください。
とかく「つまらない、地味だ」と言われる記録映画。政治主義・啓蒙主義という硬直した常套句で塗り込められた〈通念〉を打破するために、16人の作家と8つの方法論をもってドキュメンタリー映画の核心・魅力を渾身の力を振り絞って論証した労作。若くして他界した気鋭の作家が伝えようとしたのは何か。16人の作家は、そしてキャメラは虚実ないまぜになった現実の相貌をいかにして写し取ろうとしたのか。
目次
序章 ドキュメンタリーは映像表現による現実批判である
第1章 暮らしながら撮る
第2章 言葉と別の意味を生む映像
第3章 他者の眼差しと撮られる側の戸惑い
第4章 私的小宇宙の広がり
第5章 観察者―言葉からの解放
第6章 挑発者―暴力装置としてのキャメラ
第7章 時代の無意識―メディアの読みかえ
第8章 イメージの収奪―“見る”ことの権力構造
商品詳細
- 出版社名
- 凱風社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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