医療ソーシャルワーク 57号「特集・現代の貧困問題を考える」

  • 医療ソーシャルワーク 57号「特集・現代の貧困問題を考える」
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巻の書名
特集・現代の貧困問題を考える
ISBN
978-4-89491-176-5

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商品説明

昨年から「世界的大不況」がやってきているといわれています。「好景気が長く続い
ていたが、実は2年ほど前には陰りを迎えていた」などと分析されている経済学者の方もいらっしゃるようです。
ともかく仕事がなくなり生活ができなくなっている方が増えてきていて、生活保護受給
世帯が増えています。私は大学生の頃、先輩に連れられてビルの建築清掃現場で「てもと」と俗に言うのでしょうか、廃材などのかたづけのアルバイトをした経験があります。そして夏の暑い日のその現場を思い起こすことがあります。
そのとき一緒に働いていた赤銅色の肌の50から60歳代の中高年の肉体労働者の方々は、20歳そこそこの男子である私がとても運べない重い荷物を楽々と2つ3つと運ばれていました。疲れて昼食も喉を通りづらくなっている私を尻目に、元気に笑い、高い所へ登り、素人ではとてもできない場所に足場を作られていました。一日働き、1万円ほどのアルバイト料はもらったものの、私はその後2日間体中が筋肉痛で、つらい思いをしたものです。「肉体労働をされていくこと」「物を作りあげていくこと」は事務的労働や室内労働と並ぶ、大切な仕事であると実感しました。
昨今は仕事がなくなることを「自己責任論」で押しつぶし、仕事がない人は本人の行いのせいとひとくくりにして、「もっと我慢せよ」と本人に強いる風潮があるようです。
ある小児科医が言っていましたが「病気になったときには、子どもの方が自分の不快感を訴えやすいのでわかりやすい。大人は我慢できてしまうので、時に我慢しすぎて病気の発見がわかりにくい面がある」とのことです。大人にはもちろん「我慢」も必要ですが、重大な問題(病気)を押し隠してしまうほど、我慢することまでは必要ないのではないでしょうか。
人は社会的問題を感じたら、声を上げて訴えをあげていっていいはずです。それこそが我々医療ソーシャルワーカーにとっては「使命」だと思います。
今号のテーマ「貧困問題」の特集が私の実践にも生き、会員の皆様の大いなる刺激にもなって、多くの実践につながっていくことを祈っております。

目次

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商品詳細

出版社名
東京都医療社会事業協会
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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