初めて学ぶ脳神経疾患の漢方診療 おもな漢方処方と治療報告
発売日:2009年7月
- ISBN
- 978-4-88002-686-2
- 著者情報
- 宮上 光祐(ミヤガミ ミツスケ)
1965年日本大学医学部卒業。1992年日本大学脳神経外科助教授。2003年日本大学脳神経外科教授。2008年竹の塚脳神経リハビリテーション病院院長。日本大学客員教授。第12回日本脳神経外科漢方医学会会長(2003年)。日本脳神経外科漢方医学会理事、日本東洋医学会会員、日本脳神経外科専門医。現在にいたる
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商品説明
(著者序文より)一般に西洋医学で教育されたわれわれにとって,漢方医学の治療効果に疑問視する向きも多い.これは西洋医学が科学的,実証的であるのに対し,漢方医学は個人の体質・特徴を重視した全人的医療であることにもよる.漢方治療にあたって個人の病態診断(「証」の決定)が重要であるが,これが西洋医学教育で育った者にとってはしばしば困難であり,漢方治療の導入を困難にしている一因でもある.しかし,1976年に漢方製剤が健康保険医療に導入されたことから,漢方薬を処方する医師が増加し,各種疾患においてその治療効果と有用性が報告されつつある.脳神経疾患においても漢方治療の使用頻度はいまだ低く,著者も漢方治療の経験のなかったかってはそうであった.しかし,症例の適応を考え漢方を使用したところ,驚くほど奏効することも少なくないことを知った.実際,西洋医学で難渋する疾患や慢性に症候が持続する症例などで漢方治療を用いた場合,しばしば有用であったことを経験する.脳神経外科領域では,漢方療法の有用性,意義を認識する者や,漢方治療に興味をもつ者が集まって1996年に「脳外科と漢方」という名称で研究会が始まり,2001年には「日本脳神経外科漢方医学会」へと名称の変更とともに全国規模の学会になり,学会演題数も増加し発展している.本書を書くに至った経緯は,これまでに脳神経疾患を中心とした漢方治療のまとまった著書がないか,記載があっても総論的,または症例報告の経験例が多く,まとまった症例による有効率の解析などを含めた文献的考察がみられなかったことから始まる.そこで,著者は漢方治療医としては浅学菲才ではあるが,十数年の西洋医学の中での脳神経疾患を対象とした漢方の治療経験をもとに,「脳神経外科と外来漢方」として「モダンフイジシャン」誌に連載した.これらをもとにして,さらに加筆・訂正などを行って,一冊の本にまとめたものが本書である.各疾患,または病態についての漢方治療について,できるだけ多くの症例を対象にして解析したおもな文献を集めて検討しまとめたものである.本書の内容の特徴としては,以下があげられる.(1)西洋医学を学んできた者にも漢方治療へ入りやすくするために,おもに疾患や症候別に漢方薬を選択し,第一選択薬として推奨される漢方薬を含め,汎用されるおもな漢方薬について述べた.あまり虚実,気・血・
目次
1 総論
2 脳神経疾患からみた漢方治療(神経外傷
脳血管障害
脳腫瘍
感染症・てんかん・認知症)
3 病態(症候)からみた漢方治療(頭痛
三叉神経痛
帯状疱疹後神経痛
めまい
吃逆
有痛性筋けいれん
神経因性膀胱による排尿障害
脳神経麻痺による中枢性難治性咳嗽)
商品詳細
- 出版社名
- 新興医学出版社
- フォーマット
- 単行本
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