天使とボナヴェントゥラ ヨーロッパ13世紀の思想劇
発売日:2009年7月
- ページ数
- 309p
- ISBN
- 978-4-00-024027-7
- 著者情報
- 坂口 ふみ(サカグチ フミ)
1933年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程修了。ミュンヘン大学にてPh.D.取得。東京大学、東北大学、清泉女学院大学を経て、東北大学名誉教授
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商品説明
熾天使のような博士と称された、中世の神学者ボナヴェントゥラ。トマス・アクィナスと並んで、盛期スコラを代表するこの思想家の、一身に体現された信と哲学を解読し、大いなる総合の時であった一三世紀の思想像を、立体的に描き出す。天使とは何か。地上の重さを逃れたこの存在に、何を読むのか。この問いは、理性と信仰、普遍と個物をめぐる思考の試金石であり、煩瑣にして体系的な議論の背後に潜む、人間的な含意を探る窓であった。天使論という、哲学の闘争の場と、生が賭けられた決断の出来事から、中世の哲学を貫く、ダイナミックな思想のドラマをよみがえらせる。近代とは中世の土壌に生えた痩せた木であり、中世とは、さまざまな萌芽を豊かに抱えた、思想の沃野であった。「私たちの内なる一三世紀」を訪ねて。
天使とは誰か。この問いを鍵として中世的思考の秘密に迫る。諸思潮のるつぼを舞台とした、壮大な思想のドラマ。
目次
1 ボナヴェントゥラとは誰か(総合者ボナヴェントゥラ
ボナヴェントゥラの位置)
2 天使という思想(二人のドクトル・セラフィクス
「形相は質料と結びつくことを欲求する」)
3 ボナヴェントゥラと13世紀の思想劇(ボナヴェントゥラの質料的・個別的存在の認識
ボナヴェントゥラのプラトン主義
ボナヴェントゥラの神学)
商品詳細
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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