大きな大きな船

長谷川集平/作

発売日:2009年8月

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ISBN
978-4-591-11081-2
著者情報
長谷川 集平(ハセガワ シュウヘイ)
1976年、第3回創作えほん新人賞受賞作『はせがわくんきらいや』でデビュー。『ホームランを打ったことのない君に』(理論社)で第12回日本絵本賞受賞。読み物『見えない絵本』(理論社)で第20回赤い鳥文学賞、『石とダイヤモンド』(講談社)『鉛筆デッサン小池さん』(筑摩書房)二作で第14回路傍の石文学賞を受賞。現在は長崎市在住。チェロギタ・ロック「シューヘー」としても活躍

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商品説明

「はせがわくんきらいや」で1976年に鮮烈なデビューを果たして以来、
常に絵本の可能性に挑戦し続ける著者、長谷川集平の3年ぶり、待望の新作絵本です。
訳あって母親のいない生活を送る父親と息子。
仕事人間で家庭を顧みなかった父親は、家事もおぼつかず、息子との会話もギクシャクしています。
お互いに距離を感じながら、父親は「大きな大きな船」になぞらえた「時代」の話をし、
それを聞くことで、息子も少しずつ自分の思いを語り始めます。
やがて、それぞれが胸に秘めていた母親の思い出を口にしたことで、2人の距離は縮まっていきます。
「ぼくらはみんな、大きな大きな船に乗っているんだ…」と語る父親。
2人の乗った船はどこへ向かうのでしょうか?
著者初の試みである、赤、青、黄3色の水彩絵の具だけで描かれた絵が、
作品全体に明るい光と爽やかな風を感じさせます。
カバーそでに書かれたあとがきも、読み応えがあります。

月刊MOE2010年2月号では、「2009年の絵本の新しい波」として広松由希子氏に、
「見逃せない絵本」ということで小野明氏に紹介されています。
母親不在の中、父と子が少しずつお互いを認め合いながら、新しい一歩を踏み出す。作者の2年ぶりの新作絵本。

【対象】小学校低学年くらい

<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
長谷川集平さんと言えば、「はせがわくん きらいや」で1976年に鮮烈デビューを飾ったことで知られています。この作品は、2009年の作品ですが、絵の感じがかなり異なります。以前の強烈な印象がないのですが、今回の絵は青・赤・黄の三色の水彩絵具で描いたからのようです。この作風が、今回の話の内容には実に合っている気がしました。物語は、「父さん、ぼく父さんに母さん役までやってほしいと思わないよ。父さんは父さんをやっててくれたらいい。・・…うまく言えないけどさ」というぼくの言葉で始まります。理由は分からないのですが、父子家庭になったという設定です。大人のぼくの発言に戸惑う父。父は、海外勤務が多く、母子で日本にいたようで、そんな昔話をするのですが、父に比べぼくの発言が的を得ており、正直、身につまされる話が展開します。父と子、特に男の子との会話は、微妙に難しい側面があります。そんな雰囲気を、長谷川さんが実に巧妙に描いており、多くのパパは惹き込まれてしまうのではないでしょうか?最後に船を見に行くという父の提案に賛成するぼく。ぼくが見たとてつもなく大きな船の幻影は、時代という船の暗示なのか?父とぼくのこれからの船出の暗示なのか?色んな捉え方があると思いますが、とても余韻に浸ることのできるエンディングだと思いました。大人向け、しかも、パパ向けの絵本です。是非、多くのパパに読んでいただいて、息子との対話を深めて欲しいものだと思います。(ジュンイチさん 40代・広島県 男の子12歳、男の子6歳)

目次

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商品詳細

シリーズ名
おとうさんだいすき 2
出版社名
ポプラ社
対象年齢
幼児〜小学低学年
フォーマット
単行本

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