アウシュヴィッツの音楽隊「新版」

  • アウシュヴィッツの音楽隊「新版」
  • アウシュヴィッツの音楽隊「新版」
版数
新版
ISBN
978-4-276-21451-4
著者情報
大久保 喬樹(オオクボ タカキ)
1946年(昭和21年)生まれ。横浜に育つ。東京大学教養学部フランス科卒業。パリ第三大学および高等師範学校に留学。東京大学大学院比較文学修士課程中退。東京工業大学助手、東京女子大学助教授を経て、同大学教授

¥1,980 税込

9 nanacoポイント

9 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

アウシュヴィッツには、収容者で組織された音楽隊が実在していました。彼らは朝、収容者たちが強制労働に出かける時、夕方戻る時に、看守による人数の把握を容易にするために演奏させられただけでなく、求められて〈音楽好きの〉将校の宴席でも演奏しました。そのことによって音楽隊員は生存の可能性を手に入れ、戦争とナチの将校たちの実像を知る、歴史の証人となったのです。
 収容所の中の友情、恋愛、いさかいや憎しみ、ナチ将校と同郷の収容者の〈奇妙な友情〉。物資の横流しによる蓄財や物々交換が拡 大し、巨大なヤミ市場に変貌してゆく様子など、悲惨さを強調せず、淡々と語られる内容は、「音楽と人間に対する眼差しを一変させるであろう」事実が満載されています。五木寛之氏も「必読の一冊」と推薦するこの本をぜひお読みください。以下の訳者の新版への前書きは、21世紀に生きる私たちにとって、大変な重みを持って響いてきます。
《新版への訳者大久保喬樹氏の前書き》(抜粋)
 ナチとユダヤ人と音楽の関係は、いわば宿命的な三角関係ともいうべきもので、21世紀の現在にいたるまでずっとアクチュア ルな緊張をはらんだ民族的、政治的、思想的問題であり続けてきた。(中略)それにはナチを生み出したドイツ民族と、その犠牲となったユダヤ民族がともに、他の諸民族には見られないような深い音楽との結びつきを民族精神の根源とするような特異な音楽的民族であるということがかかわっているだろう。なんという皮肉(アイロニー)だろうか、これほど魂の底から音楽に魅せられたふたつの民族が、まるで音楽のデーモンに引き寄せられるように戦争という非常時において出会い、激しく憎しみあいながら、同時に音楽を愛してやまない一点において結びついたというのは。(中略)宿命を縫い合わせてゆく糸となるのが音楽にほかならないのである。

目次

“Zu f¨unfe―五人ずつ”
“音楽隊はいるか?”
入隊試験
第五棟
最初の演奏
“まだ八時半だ!”
ムッシュー・アンドレ
同僚たち
“体は休めて、目で働け”
コプカの退場〔ほか〕

商品詳細

出版社名
音楽之友社
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ