特別支援を要する子の担任に必要なトラブル解決スキル事典
発売日:2009年5月
- ISBN
- 978-4-18-005629-3
- 著者情報
- 甲本 卓司(コウモト タクシ)
TOSS岡山サークルMAK代表。『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』誌編集長。岡山県久米郡久米南町立弓削小学校勤務
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商品説明
クラスに1割はいるといわれる発達障害児。障害によってさまざまな症状を示す子どもに、どう対応していけばよいのか。授業での集中力欠如、学習妨害、パニックなどにどう対応するか。掃除や給食時の留意点、放課後のトラブル対応など事例で紹介。
まえがき
教室には、特別支援を要する子が、必ずいる。
私のクラスには、いないという人は、明らかに勉強不足である。
専門家の中には、クラスの一割がそうだと見解を出している人もいる。
私達は、現場の教師である。私も二〇年以上教師を続けてきた。
発達障害の診断が下りていようがいまいが関係なく毎日授業を行わなければならない。
うまく行くこともあれば、失敗することもある。
私は、教師になってから向山洋一氏について学んできた。多くのことを教えてもらった。
向山氏の実践を追試し、良いと思う実践を多くしてきた。
その向山型の実践は、発達障害の子ども達にも有効だったのだ。だから二〇数年間も安定した学級経営ができていると思っている。
授業の一つ一つ、子どもに対する愛おしさを学んだからだ。
特別支援の子ども達に有効な手段として、次の授業の原則七か条を示した。
第一条 一時に一事の原則
第二条 奨励の原則
第三条 認知・消化の原則
第四条 抜く原則
第五条 目力の原則
第六条 全員の原則
第七条 発見の原則
である。たとえば、五色百人一首をするとする。最初の一時間目が勝負だ。
ADHDの丈ちゃんを担任していた時だ。丈ちゃんは勝負にこだわり、乱暴をする。百人一首でも負ければパニックになることが想定された。しかし、百人一首は、行う。その時、丈ちゃんの机の上の札を読んだ。最初だからいい。周りの子も百人一首が初めてで力の差が無い時に机の上の札を読んでもらえる。だから、勝てる。もちろん負けることも大切だ。それは、百人一首が軌道に乗ってからで十分である。
本人は、百人一首が得意だと思っている。それでいい(こういった具体的な例は拙著『甲本卓司提言集 ADHDの子に効果のある授業の原則七か条』に詳しい)。
本書は、TOSS岡山サークルMAKの大恵氏が中心となってまとめてもらった。大恵氏は、特別支援学級の担任をしている。そういった観点から論じてもらった。教室の実践にも役立つと思う。
多くの先生に本書を手にとっていただけたらと思う。
平成二一年一月二三日 TOSS岡山サークルMAK 代表 /甲本 卓司
目次
1 授業中のトラブル解決の基本スキル パート1
2 授業中のトラブル解決の基本スキル パート2
3 休み時間のトラブル解決の基本スキル パート1
4 休み時間のトラブル解決の基本スキル パート2
5 給食時間のトラブル解決の基本スキル
6 掃除時間のトラブル解決の基本スキル
7 放課後のトラブル解決の基本スキル
8 保護者とのトラブル解決の基本スキル
商品詳細
- 出版社名
- 明治図書出版
- 対象年齢
- 教員
- フォーマット
- 単行本
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