予見された経済危機 ルービニ教授が「読む」世界史の転換

倉都康行/著

発売日:2009年1月

  • 予見された経済危機 ルービニ教授が「読む」世界史の転換
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ISBN
978-4-8222-4719-5
著者情報
倉都 康行(クラツ ヤスユキ)
RPテック代表。東京大学経済学部卒業。東京銀行の香港、ロンドンで国際資本市場業務を担当。チェースマンハッタン銀行のマネージングディレクターなどを経て現職

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商品説明

世界には数万人、もしくは10万人を超えるエコノミスト、経済学者がいるとして、今回の「100年に一度」「未曾有」の経済危機を「予測」できた人はいるのだろうか。そうした疑問に、英国の経済紙フィナンシャルタイムズは、2008年12月、見事に今回の危機を「予測」した経済学者として、ニューヨーク大学のノリエル・ルービニ(Nouriel Roubini)教授をただ1人挙げた。
 
本書は、昨年7月に『投資銀行バブルの終焉』を刊行、同年9月のリーマン・ブラザーズ破綻を「予言」したと評判になった著者が、ウォール街で「ミスター破滅(Mr.Doom)」と呼ばれてきたイラン系ユダヤ人の学者がなぜ、危機を予測できたのかを追跡したノンフィクション。
 
ルービニ教授が「金融危機」を予想したのは2006年のIMF総会での講演に遡る。
「専門家による経済予想、特に景気後退の予測は当たらないものだ。私は予想の専門家ではないから、たぶんこの予想は当たるだろう」と切り出したルービニ教授は、「米国はこれから厳しいリセッションに陥る、皆が期待するようなソフトランディングはあり得ない」と「予言」した。
住宅市況の変調、原油価格、FRBの金融政策の3点を根拠とする予想である。
 
ルービニの分析は「直感」に根ざした部分も濃厚で、当然ながら、主流のエコノミストからは冷笑され、批判も多かった。だた、最近になって、主流派経済学者もルービニ予想に注意を払わざるを得なくなってきたようだ。今回の危機を機にぐんと世間の評価が上がったルービニ教授だが、今も毎日、自分のウェッブサイトで悲観的な予想を書き続けている。
米国経済の将来、経済学の役割などを再考させる1冊。

目次

序 章 女神「モネータ」の警告

第一章 「悪夢の予言者」登場
第一幕 超悲観論者の勝利
第二幕 経済学者とは何者か
第三幕 二〇〇六年シンガポール
第四幕 「それはたぶん、アヒルだろう」
第五幕 アナロジーvs.モデル

第二章 ルービニ教授の水晶玉
第一幕 「羅生門」で語る悲観論
第二幕 「次の問題国はアメリカだ」
第三幕 ブレトンウッズ?仮説とは
第四幕 住宅価格暴落の予言
第五幕 真犯人探しの意味

第三章 アングロ・アメリカン・モデルの挫折
第一幕 借金成長モデルの終着駅
第二幕 金融工学とは何だったか
第三幕 「ガバメント・サックス」の実態
第四幕 アングロ・アメリカンvs.フランコ・ゲルマン
第五幕 資本通貨は二極体制へ

第四章 米国のデフォルト・リスク
第一幕 グローバル・デフレへの懸念
第二幕 国家財政が破綻するとき
第三幕 米国財政破綻の可能性
第四幕 米国CDS価格の意味
第五幕 世界の「最後の貸し手」は誰か

最終章 五つの揺らぐ座標系
中国経済の揺らぎ
IMFの揺らぎ
自己資本比率の揺らぎ
金融巨大化の揺らぎ
資本主義の揺らぎ

商品詳細

出版社名
日経BP社
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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