高橋次夫詩集
発売日:2008年11月
- ISBN
- 978-4-8120-1708-1
- 著者情報
- 高橋 次夫(タカハシ ツギオ)
1935年(昭和10年)5月12日、宮城県仙台市元寺小路にて、父新吉、母ましみの二男として出生。1942年(昭和17年)家族六人満蒙開拓団員として満州に渡る。黒龍江省、六間房宮城開拓団に入植。1945年(昭和20年)8月、終戦。9月、入植地の家屋を焼き払って引揚げ、チチハル市の開拓団ビルに難民として居留。1955年(昭和30年)3月、岩ヶ崎高等学校卒業。1981年(昭和56年)11月、第一詩集『鴉の生理』(時間社)出版。2005年(平成17年)3月、小説『篠竹』((株)コンサルアーツ貘出版)出版。7月、埼玉詩人会・理事長に就任。2006年(平成18年)さいたま市民文藝・運営委員(選考を含む)。2008年(平成20年)5月、詩集『雪一尺』によって第十四回埼玉詩人賞を受賞。日本文藝家協会、日本現代詩人会、日本詩人クラブ、埼玉詩人会、横浜詩人会に所属。同人誌「竜骨」、「鮫」、文藝誌「セコイア」会員
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商品説明
鴉は
透明な眼玉をむく
ひたすら眼玉をむく
眼玉が渇ききったときに
天を仰いだ咽喉から
血の色になって声が奔り出る
(「鴉の生理」より)
十一歳の少年がみた北満平原、そしてその原野はるか遠く興安嶺の山容にかかる巨大で真っ赤な落日に、その父のしかばねの裸身がてらされているさまは、六十いく年を閲みしたいまも、生々とした詩的体験となって、新刊詩集『雪一尺』への開花となったのだ。まさに高橋次夫は終らないのである。(小暮克彦・解説より)
この作品を難解詩と言う者はいないだろう。だが、決して易しい詩ではない。詩句のひとつひとつが読者を立ち止まらせる。そこに充実した意味があるからである。(友枝力・解説より)
孤性の孤は、孤独の孤でもあるし、個性の個にも通じるだろう。孤の究極はつまり、生まれ出るときの個とそして生まれた以上は誰しも必ず行き着くところの死のことでもある。その間の生老病死のさまざまなことどもに遭遇して、人は人としての本当の顔を自ら形づくっていく、高橋次夫はその表わし方を詩作りに求めた、そしてついにここまでやって来た。(松本建彦・解説より)
目次
詩集『鴉の生理』(1981年)全篇
詩集『骨を飾る』(1985年)抄
詩集『高橋次夫詩集〈距離〉』(1987年)抄
詩集『掻痒の日日』(1994年)抄
詩集『孤島にて』(2000年)抄
詩集『雪一尺』(2007年)全篇
未刊詩集『孤性の骨格』より
エッセイ
商品詳細
- シリーズ名
- 新・日本現代詩文庫 55
- 出版社名
- 土曜美術社出版販売
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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