美術批評の先駆者、岩村透 ラスキンからモリスまで

田辺徹/著

発売日:2008年12月

  • 美術批評の先駆者、岩村透 ラスキンからモリスまで
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ISBN
978-4-89434-666-6

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商品説明

近代日本「西洋美術」界の理論的支柱、初の本格評伝。
東京美術学校(現・東京芸大)教授として、初めて西洋美術史を体系的に導入、さらに私費で『美術週報』誌を創刊して美術ジャーナリズムを育成。黒田清輝、久米桂一郎ら実作者と二人三脚で近代日本に<美術>を根付かせた岩村透の初の本格評伝。

目次

目次

第一章 岩村透――その輪郭

 忘れられた先駆者

 名物教授の名講義

 アメリカで学んだヨーロッパ憧憬

 西洋美術受容の先駆者として

 美術と社会の関係――ラスキンからモリスにいたる道程

 美術ジャーナリズムの育成

 複雑な人間像

第二章 文明論と啓蒙の時代

 華族嫌いの華族

 多弁と毒舌に包まれた社会批判

 ?外、漱石と岩村透の留学

 二葉亭四迷と岩村透――口語体の文章

 異端者としての道程

 若き日のアッシジ――「アッシシの七日」

 ついに見たヴェネツィア――「自分とヴェニス」

第三章 西洋美術史家として

 東京美術学校の西洋美術史講義――天心・?外・岩村透

 英語の授業と西洋美術史の講義

 生徒の受講ノートから

 「フランス彫刻史」

 「ドイツ彫刻小史」

 イタリアへの関心

 「フラ・アンジェリコ伝」

 「中世紀伊太利人が自然に対する美感に就て」

 「章牌(メダル)彫刻家ヴィトーレ・ピサノ(ピサネルロ)」

 「モレリの古画鑑定法」

 ラファエル前派など初期の業績

 岩村透編『西洋美術史要』三部作(イタリアの絵画、彫刻、建築)

 『第一編 以太利絵画之部』

 『第三編 以太利亜彫刻之部』

 『第五編 伊太利亜建築之部』

第四章 「美術と社会」をめぐる思想の系譜

   ――ラスキンからモリスへ、そしてナポレオン

 ラスキン――芸術論と社会批評の交錯

 モリス――趣味的社会主義と夢想家

 ナポレオン――政府による近代的美術行政

第五章 パリへの誘い

 『巴里の美術学生』――ボヘミアン礼讃

 語り継がれたパリ留学の心得

〈幕間〉蔵書からみた岩村透

第六章 ジャーナリストとしての行程

 啓蒙家としての出発

 私財を投じた雑誌経営――『美術新報』『美術週報』『日本美術年鑑』

 美術批評とは何か――『美術評論』の果たした役割

 「芸界囈(たわ)語(ごと)」の新しさ
ほか

商品詳細

出版社名
藤原書店
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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