わたしの美しい娘 ラプンツェル
発売日:2008年9月
- ISBN
- 978-4-591-10494-1
- 著者情報
- ナポリ,ドナ・ジョー(ナポリ,ドナジョー)(Napoli,Donna Jo)
ペンシルヴェニア州在住。子どもの本、YA小説など幅広いジャンルで精力的な執筆活動を行ない、数々の文学賞の受賞歴を持つ。5人の子どもの母親で、大学で言語学を教える教授でもある
金原 瑞人(カネハラ ミズヒト)
翻訳家・法政大学教授
桑原 洋子(クワハラ ヨウコ)
慶應義塾大学文学部英米文学科修士課程修了。予備校講師を経てYAを中心とした翻訳の下訳などに携わる。『わたしの美しい娘―ラプンツェル』が初めての訳書
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商品説明
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
あの『ラプンツェル』を好きな人にはたまらない物語です。ラプンツェルは魔女にどのように育てられたのでしょうか?魔女はどんな女だったのでしょうか?グリム童話では、登場人物のキャラクターまでは深堀されていなかった。この『わたしの美しい娘』は、『ラプンツェル』の物語をベースにして、このように考えられるのではないかと、一つの仮定から構成されています。『ラプンツェル』の登場人物である、魔女とラプンツェルと王子にスポットをあて、それぞれの視点から物語を語る章を作り、絡み合うように物語を築き上げています。それが、生活感、重量感、人間味を持って語られ、すごく説得力を持っているのです。物語は、ツェルという娘と母親の物語として始まります。立ち寄った町でツェルが知り合った男がコンラッドという王子。母親の異常なまでの独占愛により、ツェルはコンラッドへのあこがれを断ち切られ、塔に幽閉されてしまいます。それでもツェルにとって、母親は自分を守る愛すべき存在だったのです。その母親に、自分の父親や生い立ちのことを訪ねても答えは返ってこない。実は、母親と思っていたのは、ラプンツェルというレタスと引き換えに、やっと子どもを授かった夫婦から赤ん坊を奪い取った不妊症の女。不妊症の女の赤ん坊欲しさは、決して絵空事ではない。純粋に母とおもった女を慕うツェルに、これ以上ない裏切り。原作の『ラプンツェル』を知っている人には、納得できる物語が展開します。あのラプンツェルは塔の中でどのような生活をしていたのだろう。狭いところに閉じ込められていたら精神的にも疲労します。生活していればいろいろなことがあります。そうだよなー、そうだよねーという感じで読み終えて、感慨深いものが残りました。この物語を象徴するのが、石を抱くカモでしょうか。ツェルはカモのために本当の卵を置いてやりましたが、カモはその卵は割ってしまって、石を抱き続けるのです。ドナ・ジョー・ナポリは童話をベースに、様々な作品を書き続けている作家だそうです。他の作品も読んでみたいのですが、入手は難しそうです。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
商品詳細
- 出版社名
- ポプラ社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Zel
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