投資銀行バブルの終焉 サブプライム問題のメカニズム
発売日:2008年7月
- ISBN
- 978-4-8222-4687-7
- 著者情報
- 倉都 康行(クラツ ヤスユキ)
RPテック代表。東京大学経済学部卒業。東京銀行の香港、ロンドン支店で国際資本市場業務を担当。チェースマンハッタン銀行のマネージングディレクターなどを経て、現職
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商品説明
いつか見たバブルの崩壊。投資銀行の「罪」とは―。邦銀の憧れだった投資銀行の「罪」を問う。
リチャード・ブックステーバー著『市場リスク 暴落は必然か』に続いて日経BP社が送るサブプライム問題検証の第二弾。
ほんの少し前のことを考えると、世界経済は順調に拡大し、先進国、新興国を問わず、株価も上昇していた。「銀行預金から投資信託へ」などと叫ばれてもいた。その主役は、資本市場のグローバル化とデリバティブなどの金融テクノロジーの発達を背景に、企業金融、資産運用といったビジネスを変革してきた投資銀行。伝統的な商業銀行を圧倒するまでになった投資銀行は、まさに金融界の王者といえた。
わが国でも、スーパーエリートは、霞ヶ関の官庁には進まず、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーといった超一流投資銀行を就職先に選ぶようになった。その矢先に、サブプライム問題が起き、投資銀行ばかりかヘッジファンド、プライベート・エクイティ・ファンドなども含めた金融界全体が躓き、深い傷を負った。「信用貨幣を経典としつつ、金利を賛美歌としながら、中央銀行が教会の役割を果たしている」金融システムは、今回のサブプライム問題を契機に大きな転機を迎え、我が世の春を誇った投資銀行のバブルは終わった、と著者はみる。著者は東京銀行、チェースマンハッタン銀行での経験を踏まえ、邦銀が目指してきた憧れの投資銀行ビジネスの脆弱さを「レバレッジ経営の末路」「クレジットという幻想」「バブルは金融の友か」などの独自の観点から検証する。
目次
前奏曲
真夏の夜の悪夢
1 小夜曲
投資銀行への憧憬
第一楽章 資本市場の主導権
第二楽章 投資銀行への舵取り
第三楽章 市場の合理性
第四楽章 知性から魔術へ
2 幻想曲
技術開発の光と影
第一楽章 技術ショック到来
第二楽章 投資家の発見
第三楽章 現在価値の崩れ
第四楽章 開発できない「流動性」
3 狂想曲
レバレッジ経営の末路
第一楽章 バランスシートのコスト
第二楽章 オフバランスへの傾斜
第三楽章 復活するバランスシート
第四楽章 禁断の木の実
4 鎮魂曲
崩壊する偶像崇拝
第一楽章 格付け権威の失墜
第二楽章 信用リスクフリーの揺らぎ
第三楽章 クレジットという幻覚
第四楽章 信用か信仰か
5 遁走曲
バブルを追い掛けて
第一楽章 バブルは金融の友か
第二楽章 M&Aバブルと信用バブル
第三楽章 国益と同期化するバブル
第四楽章 リプライシングという警告
6 葬送行進曲
強まる投資銀行への逆風
第一楽章 資本は有限の資源
第二楽章 限界ある金融救済
第三楽章 後退する新自由主義
第四楽章 無極化する資本主義
結び 金融は誰のために
商品詳細
- 出版社名
- 日経BP社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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