学級統率・中学生との闘い方

長野藤夫/著

発売日:2008年4月

  • 学級統率・中学生との闘い方
  • 学級統率・中学生との闘い方
ISBN
978-4-18-150214-0
著者情報
長野 藤夫(ナガノ フジオ)
昭和37年生まれ。茨城県岩井市(現、坂東市)出身。TOSS中学網走みみずくの会代表。昭和60年早稲田大学第一文学部哲学科東洋哲学専修卒業。平成元年新潟県吉田町立吉田中学校。平成4年北海道斜里町立宇登呂中学校。平成6年北海道留辺蕊町立端穂中学校。平成10年上越教育大学大学院派遣。平成12年北海道北見市立北中学校。平成16年北海道留辺蕊町立温根湯中学校教頭。平成18年北海道紋別市立渚滑中学校教頭

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商品説明

荒れる中学校の理由ははっきりしている。教師が中学生との闘いに負けてしまうからだと著者は明解に答える。さらに「学級を統率できないからだ」と教師の責任回避を問題にする。そのため「統率」を意識して責任感を持ち、教育技術、授業力、対応力をと呼びかける。

まえがき

 荒れる中学校。
 なぜ荒れるのかは、あきれるほどはっきりしている。
 理由は、たった一つしかない。

 教師が、中学生との闘いに負けてしまう。
 からである。負けてしまった教師は、もはや生徒にとって教師ではない。「あいつ」や「そいつ」と同等の存在に過ぎない。
 なぜ負けてしまうのかである。
 これもまた、理由ははっきりしている。

 学級を統率できない。
 からなのだ。これ以外に、何も理由はない。
 「こうだから」「ああだから」と荒れる理由をあげつらって、立て直した学校があるのかである。理由をあげつらうのは、学級を統率できない教師の責任回避でしかない。責任回避で、荒れる中学校を立て直せるはずがないではないか。荒れる中学校が荒れっ放しなのも、道理である。
 さらに問う。
 なぜ、学級を統率できないのかである。
 理由は、これもまた一つしかない。

 中学生との闘い方を知らない。
 これに尽きる。
 あれだこれだとあげつらうと、すべてがぼやけて、何も見えない。しかし、原因・理由をたった一つに絞って追究すると、すべてがすっきりと見えてくるのである。「何をどうすれば荒れを防げるのか」がわかってくる。
 ただし、次のことは確実に言える。

 その手立ては一つではない。
 本書で、手立ての一つを提案する。ご批正いただければ幸いである。

   /長野 藤夫

目次

まえがき
1 「統率」するには「責任感」が要る
 一 「統率」を意識せよ
 二 「責任感」がすべての入り口なのだ
 三 何を以て「責任感」と言うのか
2 「統率」するには「教育技術」が要る
 一 恥ずかしい授業をしていないか
 二 授業を成立させるのは「教育技術」である
3 「統率」するには「授業力」が要る
 一 「ひどい授業」からの出発
 二 不勉強な教師を救った授業
 三 「授業力」を向山洋一氏の授業に学ぶ
4 「統率」するには「対応力」が要る
 一 「杓子定規」を検討せよ
 二 「対応力」のキーワード
5 「対応力」を具体化する 1
 一 生徒の「我が儘」を叩きつぶす
 二 周りの生徒を「説得」しているのである
 三 「釘」はまったく効かない
 四 「違い」を楽しむ生徒たち
6 「対応力」を具体化する 2
 一 「どこにでもある状況」で困っている中学教師
 二 状況を分析せよ
 三 長期的な手立てを打つ
 四 短期的な手立てを打つ
7 「統率」するには「権威」が要る
 一 「権威」を定義する
 二 権威を打ち立てる「出会い」の教育技術
 三 差別の構造を破壊せよ
8 「統率」するには「危機管理」が要る
 一 「小さな芽」を摘み取る
 二 「学級の状態」を診断せよ
 三 「学級の状態」こう診断する
9 「いじめ」を叩きつぶせ
 一 担任が発見したときの第一手
 二 「他の生徒からの訴えでわかったとき」こう対応せよ
 三 第二手・第三手を繰り出せ
 四 「ひとりぼっちの生徒」こう対応せよ
 五 「いじめと闘える学級」こうつくる
10 「ドラマ」を仕掛けよ
 一 「統率の過程」が「ドラマ」である
 二 待っていても「ドラマ」は起きない
 三 「ドラマ」はささやかでもいい
11 「日常」をこそ大切にせよ
 一 教育界の「迷信」
 二 「非日常」の効果は持続しない
 三 「日常」の指導こそである
12 学級づくりに「日記」を生かせ
 一 「日記」は生徒との重要な接点である
 二 向山型・日記指導のコツ
 三 長野式・日記指導の展開
 四 長野式・日記指導の具体
 五 日記で生徒との関係をつくる
13 「学ぶ」以外に道はない
 一 無駄な活動はないのだ
 二 「学びて時にこれを習う」べし
あとがき

商品詳細

シリーズ名
授業力アップへの挑戦 23
出版社名
明治図書出版
対象年齢
教員
フォーマット
単行本

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