乳児研究から大人の精神療法へ 間主観性さまざま

  • 乳児研究から大人の精神療法へ 間主観性さまざま
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ISBN
978-4-7533-0801-9
著者情報
ビービー,B.(ビービー,B.)(Beebe,Beatrice)
コロンビア大学医学部において医療心理学(精神科)の臨床教授、コロンビア大学の精神分析センター、ニューヨーク大学の精神療法・精神分析博士課程修了者プログラム、精神分析的主観性研究所の教員facultyを勤める。Joseph Jaffeや才能ある統計専門家チーム、そして大学院生らと共同で、ニューヨーク州立精神医学研究所において、母親と乳児の自己調整ならびに相互交流的調整について、さらには、母親と乳児の苦悩distressがそうした調整形態にいかに影響を与えるのかについて、研究を進めている。精神分析的理解に基づいた録画ビデオのフィードバックを用いて、乳児研究の知見を、母親‐乳児治療に応用している。また、Phyllis Cohen、Anni Bergman、Kathryn Adorney、Helge Staby Deaton、Donna Demetri‐Friedman、Naomi Hirschfeld、Kirsten Kupferman、Rebecca Melon、Sarah Moaba、Sally Moscowitz、Kristen Peck、Rita Reiswig、Nancie Senet、Mark Sossin、Linda Taylor、Suzi Tortoraらとともに、こうした知見を、妊娠していながら9月11日に未亡人となった母親ならびにその乳幼児を対象とした第一次予防プロジェクトに応用している

ノブローチ,S.(ノブローチ,S.)(Knoblauch,Steven)
精神分析的主観性研究所、精神分析的精神療法研究センター、現代精神療法研究所の教員ならびにスーパーバイザー、ニューヨーク大学の精神療法・精神分析博士課程修了者プログラム、国立精神療法研究所の教員を務める。ジャズミュージシャンとしての体験をもとに、その著書「精神分析のミュージカル・エッジ」の中で、「ミュージカル・エッジmusical edge」というメタファーを用いて、精神分析的対話における、判然としたレジスター(音域)registersと暗黙のそれとの関連性に光をあてている。リズム、トーン、ピッチ、抑揚、そして間合いによってオーガナイズされる、患者と分析家の間の即興的プロセスに焦点をあてることで、無意識的な意味とコミュニケーションを認識する手段としての暗黙のレジスターの役割に分析家の注意を喚起しようとしている

ラスティン,J.(ラスティン,J.)(Rustin,Judice)
精神分析的主観性研究所ならびに精神分析的精神療法研究センターの教員ならびにスーパーバイザーを勤める。最新の神経科学研究の知見を応用して、二者の場two‐person fieldという概念を探求している。昨今の遺伝学の強調にも関わらず、最新の研究が明らかにしているのは、脳の発達上の微調整が、乳児と養育者の早期の関係に依拠していることである。こうしたメタファーを記憶と情緒に使用することで、RustinとSekaer(2004)は、「記憶の神経科学から精神分析的相互交流へ」という論文で、これらの考えを治療における二者関係に応用している

ソーター,D.(ソーター,D.)(Sorter,Dorienne)
精神分析的主観性研究所の共同所長、教員、スーパーバイザー、ならびに、精神分析的精神療法研究センターの教員、スーパーバイザーを勤める。彼女は、手順知識と暗黙の関係性をめぐる知識の役割に焦点をあてて、乳児研究の考えを臨床ケースの素材に応用することを進めている。論文「追っかけっこ:体験のオーガナイゼイション」(Sorter 1996)の中で、母親‐乳児の空間的逸脱spatial derailmentsに関する知識を用いて、大人の治療におけるスプリットセカンドレベルでの空間的動揺spatial disturbancesに着目するとともに、それを分析プロセスへと取り入れている

ジェイコブス,T.(ジェイコブス,T.)(Jacobs,Theodore)
アルバート・アインシュタイン医科大学、ニューヨーク医科大学において精神医学臨床教授、ニューヨーク精神分析研究所、ニューヨーク大学精神分析研究所において訓練分析家ならびにスーパーバイザー、ニューヨーク大学精神分析研究所、コロンビア精神分析センターにおいて、児童分析家兼スーパーバイザーを務める。最近では、米国児童分析学会のために、「青年期神経症」と題する論文に取り組むとともに、これまでの論文をまとめて本にする作業を行っている

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商品説明

驚くべきことにここ10年乳児研究ならびに精神分析で,その領域を先導する理論家たちにより,間主観性理論をめぐる重要な展開が,パラレルに進められてきた。両者の間には対話がほとんどなかったにもかかわらずである。精神分析はこれまで間主観性を,主として,言語的,判然としたexplicit形で描き出し,乳児研究はそれを,行為連鎖ないしは手順知識という非言語的,暗黙のimplicit様式で描いてきた。われわれが戸惑ったのは,全く同じ用語で,精神分析理論家は象徴的な心を,乳児理論家は前象徴的な心を,それぞれに描写 していることであった。そこでわれわれは,この複雑な概念のより良い理解を求めて,大人の間主観性理論家と乳児の間主観性理論家双方を検討することにした。本書におけるわれわれの目的は,精神分析における相互交流理論,とりわけ問主観性の概念を.さらに洗練することである。今日の精神分析における治療作用をより深く理解するためにわれわれは,判然とした,言語的な間主観性理論と,暗黙の,非言語的な間主観性理論との統合を提案する。(「序章」および「1章」より抜粋)

目次

謝辞
著者紹介
序章
1.乳児研究と大人の精神療法での間主観性さまざま──システム的観点
 BEATRICE BEEBE,STEVEN KNOBLAUCH,JUDITH RUSTIN,DORIENNE SORTER

2.乳児研究における間主観性さまざま──Meltzoff,Trevarthen,Sternの比較
 BEATRICE BEEBE,DORIENNE SORTER,JUDITH RUSTIN,STEVEN KNOBLAUCH

3.乳児期の間主観性さまざま──視点の拡大とその精神分析への応用
 BEATRICE BEEBE,JUDITH RUSTIN,DORIENNE SORTER,STEVEN KNOBLAUCH

4.かかわりあう顔──早期外傷の大人の治療における間主観性さまざま
 BEATRICE BEEBE

 1章から4章の文献

5.『乳児研究から大人の精神療法へ:間主観性さまざま』についての考察
 THEODORE J.JACOBS

6.神経科学から見た『乳児研究から大人の精神療法へ:間主観性さまざま』
 REGINA PALLY

あとがき
人名索引/事項索引

商品詳細

出版社名
岩崎学術出版社
フォーマット
単行本

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