絵で読む紫煙・毒煙「大東亜」幻影 日本の戦争と煙草・阿片・毒煙
発売日:2007年11月
- ISBN
- 978-4-8068-0572-4
- 著者情報
- 久保井 規夫(クボイ ノリオ)
1967年、香川大学教育学部を卒業し、大阪府公立学校教員として勤務。「同和」(人権)教育研究団体の役員を歴任。2003年、摂津市立第二中学校教諭を最後に退職。現在、桃山学院大学講師。APHC(アジア民衆歴史センター)主宰。平和・人権の教育実践報告や著書は多数。自宅(築120年余の町屋)の蔵をAPHCの所蔵庫・展示室とする
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商品説明
本書では、戦前・戦時には、嗜好品として広く定着していた煙草文化を通して、帝国日本が東アジアに展開した戦争を眺める事とした。帝国日本の戦争が、煙草の紫煙に映ろうのは、煙草は、国家収益のために専売制とされ、製造・販売に国家権力が関わってきたからである。戦時には、兵士のために軍用煙草や慰問煙草が登場した。銃後では、節煙・購買制限が行われた。さらに、戦場の皇軍(日本軍)には、大元帥であった天皇から、しばしば慰労・恩賞として「御賜の煙草」が下賜されたものである。広く庶民にまで煙草の嗜好が広がっていたため、煙草には戦争賛美・協力の標語が入れられた。戦場の兵士に送られた慰問袋には煙草も入れられた。火付けの燐寸も同様に戦時色が表れる。国家総動員体制のためである。日本の企業は、中国へ燐寸を輸出し、大きな利益を得ていた。本書では、煙草とともに、燐寸もとりあげる事とした。植民地とした台湾・朝鮮では総督府が専売制を布いた。中国には、欧米の煙草も輸入されていたが、満州事変以来、煙草にも日本の影響が及び、「満洲帝国」や中国占領地につくられた傀儡政権で販売された煙草には、「大東亜共栄」「八紘一宇」「戦争賛美」の日本の政策・侵略が色濃く反映した。(はじめにより)
目次
第1章 紫煙、「大東亜」に燻る(嗜好としての煙草
戦場の紫煙
植民地の煙草
「大東亜」幻影の紫煙
日本燐寸、「大東亜」幻影)
第2章 もう一つの紫煙は阿片(「阿片戦争」と日本
台湾領有と阿片
日本による「阿片戦争」
朝鮮での阿片中毒と専売制
旧満州・占領地での阿片栽培)
第3章 戦場をおおう悪魔の吐息(毒煙(ガス)兵器の登場
毒ガス兵器の恐怖
防御あっての毒ガス戦
台湾霧社事件に毒ガスの影
旧満洲は実戦訓練場
化学戦教育隊での訓練
中国での日本軍毒ガス攻撃
毒ガスの終焉と責任)
商品詳細
- 出版社名
- 柘植書房新社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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