ブタとサツマイモ 自然のなかに生きるしくみ
発売日:2007年11月
- ページ数
- 119p
- ISBN
- 978-4-338-18610-0
- 著者情報
- 梅崎 昌裕(ウメザキ マサヒロ)
1968年長崎県生まれ。東京大学大学院医学系研究科・准教授。1997年、東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻修了。専門は人類生態学。パプアニューギニア、中国・海南島でのフィールドワークを通して、人間の生きるしくみを研究している。環境破壊、人口増加、食糧不足など、私たち人類が直面する問題を解決するための手がかりを見つけることが研究の目標
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商品説明
南太平洋の国・パプアニューギニア。ほぼ自給自足の生活に飛び込んだ、ぼく。いまなお自然に生きる人びとが暮らす鍵は、ブタとサツマイモにあった―。私たちが忘れてしまった、人間が生きる根源のしくみを、やさしく、深く問いかける一冊。
パプアニューギニアの自然に暮らす人々。近代的な食糧生産の術をもたない社会がうまく回っていくカギは、ブタとサツマイモにあった。
【対象】小学校高学年くらい
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
人間が生きる仕組みを調べるために、パプアニューギニアのいくつかの地域に滞在。現地の人と同じものを食べ、仕事を手つだった体験記。2007年刊行。地域によって生えている植物や気候、野生生物などが違うので、それに合わせて人々が暮らしている。暮らしは至ってシンプルだ。食べること、子どもや家畜や作物を育てることなど。その他、いろんな決まりがあり、昔ながらの暮らしをしていると、自然と人間がうまく共存できるようになっている。元気に走り回る放し飼いのブタや鶏、楽しそうな子どもたちの様子が素敵だ。おどろいたことはたくさんあるが、中でも、現地の人の味覚の鋭さや繊細さについては印象的だった。主食のサツマイモは、何種類もある上、それぞれの持ち味が違う。サツマイモをおかずにして、サツマイモを食べるという。芋の種類が違い、味も違うので、おかずになるのだという。筆者も、現地の人の食事が芋に芋を挟んで食べたり、味のついていないようなもの(塩は貴重品)が続いたりすることに驚いていた。日本人と味覚が違う驚きと、現地の人が自分には実感できない芋やサゴヤシでんぷんの微妙な味わいの違いをしっかり感じ取れることにも驚く。米を主食にしている人の場合、ご飯の水加減や炊き方、銘柄などにこだわりを持つ人もある。それと同じなのだろう。パプアニューギニアは周りが島国なのに、塩が貴重品というのも意外だった。塩についてはあまり書かれていないが、塩を作った運んだりするのが大変なのかもしれない。自分の行ったことがない場所は、やっぱり知らないことだらけだ。食べることや、暮らすことが、どういうことなのかが少しわかってきた気がした。(渡”邉恵’里’さん 40代・東京都 )
目次
第1章 チェルプメル村の焼畑とブタ(役立たなかった自慢の体力
一日10回のごちそう
草ぼうぼうの畑
サゴヤシの幹からでんぷん採集
ブタの放し飼い
やり投げ試験に落ちる
イモとバナナとサゴ団子の毎日
「おいしい」とは何だろう
人間がふえすぎないようにするしくみ)
第2章 ウェナニ村のサツマイモ(ニューギニア高地社会
サツマイモだけを食べて暮らす人びと
右手に主食のサツマイモ、左手におかずのサツマイモ
サツマイモは畑の肉?)
第3章 ウェナニ村のブタ(戦いの仲直りと結婚の贈り物に必要なブタ
二通りのブタの飼い方
サツマイモで育てたブタ肉のおいしさ
ブタはペットか食料か)
商品詳細
- シリーズ名
- 自然とともに
- 出版社名
- 小峰書店
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 小学34年生 小学5
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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