辰村泰治の70年 時代の波にほんろうされた1人の精神障害者
発売日:2007年8月
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商品説明
紹介
辰村泰治70歳,満州生まれ.父の死,弟の死,母の死,そして,大学での統合失調症の発症……22年間,精神科病棟に閉じ込められ,自分の人生はここで終わるのだと諦観していた.そんなある日,新任のケースワーカーが「人生80年,残りの20年を外で暮らしてみませんか」と言う.退院したのは今から8年前,もう60歳を過ぎていた.幼少期から,「人生の中で今が1番幸せです」と言い切る今日までの波乱万丈の人生を,著者自身が丁寧に書き綴った.「日本の国策に翻弄された」といっても過言ではない著者の人生を,暗雲漂う今だからこそ,多くの人たちに知ってほしい.「今を精一杯生きよう」と思えるはずだ.
目次
目次
献辞
辰村さんとの出会い
記憶の質と量に驚嘆
「人が生きる」重さを教えられた
第1章 第2次世界大戦にほんろうされて
-中国東北部で敗戦,引揚者として金沢市で-
1.わが故郷中国「長春市」
2.満州での幼年期
1)いっこうに日焼けしない色白の子供だった
2)ままごとからちゃんばらへ
3)怒ると怖かったけれど自分を可愛がってくれた父
4)ナイフでレコード盤を切りつけた父
3.日中戦争から太平洋戦争
1)一路戦争へと突入していった日本
2)敵と戦うのが光栄だと思っていた
3)ソ連軍の空爆を受けた新京市
4)13年間の命,夢まぼろしの満州国
4.太平洋戦争の終結と父との生き別れ
1)腰に軍刀を吊った父に驚く
2)満州国立中央銀行の地下室に避難
3)ロシア語を覚えろと言った父
4)ソ連軍に拉致された父 それが生き別れ
5)容疑の戦争犯罪は晴れたが,極寒の地で死んでいった父
5.父と別れてから内地に帰るまで
1)ストーブを囲んで夜遅くまでの団欒
2)母に頼まれ父のネクタイをソ連兵に売った
3)貧しくても規律正しかった共産党軍
4)日本の陸地は水蒸気に包まれていた
6.金沢での暮らしの始まり
1)母の実家の大きな家に転がり込んだ
2)四国の実家に帰って行ったお手伝いさん
3)金沢市の小学校に3年生として転入
4)貧しかった当時の日本の食糧事情
5)売り食い生活,竹の子生活
6)叔母が朝食を食べずに出勤し始めた
7.新薬ペニシリンのこと
8.弟敏治の死
1)変わり果てた弟の病の床の姿
ほか
商品詳細
- 出版社名
- やどかり出版
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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