PISA型読解力にも対応できる文学体験と対話による国語科授業づくり
発売日:2007年11月
- ISBN
- 978-4-18-313024-2
- 著者情報
- 難波 博孝(ナンバ ヒロタカ)
広島大学大学院教育学研究科教授、博士(教育学)。1958年兵庫県姫路市生まれ。1981年に京都大学大学院言語学専攻修士課程を修了。その後私立報徳学園中学校・高等学校に奉職。中一から高三までの授業担当や担任を経験する。国語教育をちゃんと勉強するために退職し、神戸大学大学院教育学研究科修士課程国語教育専攻に入学、浜本鈍逸先生のもとで勉強する。修了後、予備校教師を経て、愛知県立大学文学部児童教育学科に就職、幼・小の教員養成にたずさわる。2000年4月から広島大学に異動する。現在、現場の教師と学習者、および研究者の本音を交流し合う、臨床国語教育の研究を画策中。さらにそこからの発展で、今の国語科の枠組みと内容を変革するための、国語科解体/再構築の試みも実行中
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商品説明
難波教授は国語の学力を三つの領域で考えています。第一は基盤領域。これは他者と日常的に関わる力、自分の思いを表現する文学・語彙力など。第二は技能領域。話す・聞く、読む、書く、考えるなどの言語活動力。第三は価値領域。この学力をつけるための共同研究の成果。
はじめに
私が三原小学校に行き始めた頃,この小学校は国語をはじめとする4つの領域で研究を行っていました。三原市の中心部にあり歴史も古いこの学校は,必然的に市内の,そして広島県内の,教育研究の牽引役を務めることになっていました。
しかしながら,4つの領域それぞれの研究は進みながらも,領域間の意思疎通がなかなかうまく進まない現状,市内の中心部にあるがゆえのさまざまな問題,それらが一所懸命働く教師たちに覆い被さっていました。ただ,私自身は国語部会に関わるだけで,教師たちをサポートしきれずにいました。
2005年度後半から,仁田校長のもと,文部科学省指定の学力向上拠点形成事業(国語)の指定を受け,国語科を中心に研究をすすめていくことになりました。そこから,三原小学校の,新しい国語科,特に文学教材を中心にした挑戦が始まったのです。
それは,私の予想をはるかに超えるものでした。西本先生のもと,中心校ゆえに集められた若手教員が,はじけたような力を見せていくと,それにあおられるかのように,中堅・ベテランが本来の力を発揮し始めたのです。
職員室では,たとえば,山積みにされた「椋鳩十」の本をみんながむさぼるように読みながら教材を探すというようなことが生まれたのです。
伝統校ゆえの苦悩と,そこからのブレークスルー。その基盤となった理論と実践を本書ではお示ししたいと思います。
広島大学大学院教授 /難波 博孝
目次
1 「文学体験と対話による国語科授業」のための理論(国語学力について
国語科授業のあるべき姿
文学の世界とは何か
「転換」
文学体験とは何か
技能目標としての読みの力
文学体験と対話による授業づくり)
2 「文学体験と対話による国語科授業」の実践(学校の概要
研究の内容
実践の内容)
商品詳細
- シリーズ名
- 国語科授業改革双書 No.2
- 出版社名
- 明治図書出版
- 対象年齢
- 教員
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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