風のなごり

竹内 修一 著

発売日:2004年12月

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ISBN
978-4-902211-08-5

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商品説明

風が吹く。なごりが残る。風は目に見えない。しかし、風が吹いたあとには、必ず、何かが残る。人は、あとになって神の思いを発見する。風が通るとき、たしかに、何かが変わる。春ならば、草花が息を吹き返し、夏ならば、大樹の葉がゆらめきながら涼しさを誘い、秋ならば落葉が幻想的な色彩を帯びて美しく舞い、冬ならば粉雪のダンスが心をあたためてくれる……。神のあったかさそのものも目には見えない。しかし、神のあったかい思いが吹いたあとには、必ず、人は新たに生まれ変わっている。
 竹内師のエッセイは、心にしみる。朝になると、まきばの草にいつのまにか降りている露のように。そっと、おだやかに。四十九編の祈りの風。それらを、ゆっくりと読みながら味わうと、たしかに、何かが変わる。
 ふれあうこと。イエス・キリストと。あったかく、おだやかに。ただ、それだけ。キリスト教のはじまりは、ほんとうはそうだった。しかし、二千年の歴史の流れが、人々の欲望が、ふれあうことを忘れさせてしまったのかもしれない。今の私たちのまわりにも、形だけの決まりごと、形だけの奉仕、形だけの祈りが、なんと多いことだろうか。キリスト教の形だけが幅を占め、キリストの心が見失われてしまっている。教会の組織はあっても、あったかさがない。そして、いつのまにか、あなたも私も、窮屈な人生にあえいでしまっている。
 しかし、そうではないはずだ。断じて。イエス・キリストは私たちを解き放ちに来たのだから。――「風は思いのままに吹く」(ヨハネ3・8)。そうだ。神のあったかい思いは、あまねく吹きわたり、なごりを残して去っていく。

傷ついた人を慰め、励まし、祈りへと誘う48編の聖書エッセイ。静かな語りかけが黙想へと導く。

商品詳細

出版社名
教友社
フォーマット
単行本

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