朱子学の位置
発売日:2007年3月
- ISBN
- 978-4-86285-005-8
- 著者情報
- 木下 鉄矢(キノシタ テツヤ)
1950年生まれ。1969年、京都大学文学部入学。1979年、同大学院文学研究科博士課程(中国哲学史)退学、同助手。1981年、岡山大学文学部講師、1984年、同助教授、2001年、同教授。2003年10月、総合地球環境学研究所教授
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商品説明
朱子(1130‐1200)がめざした新たな学問とはどのような歴史的背景を踏まえ、何を追究したのか?歴史の現場に降り立ち、侵略や飢餓などに苦しむ人々の日常に直面した民政官たち、母権としての「母皇」が国政の中枢において「国権」を簒奪しようとする深刻な危機感、これらの現実に向き合って営まれた苦心と創意が、政治を本源とする経学の形成過程にいかに織り込まれていったか。民政官、母権、馴致、現実をキータームにして、著者は思想の誕生する姿を広範な文献を駆使して生き生きと描出し、中国思想研究に新しい地平を切り開いた。皇帝専制、家父長制的支配、家産官僚という学術用語は「皇帝―吏」関係を絶対的な命令者と服従者として捉え、そこには独自の内面性を有する皇帝や吏は存在しえない。自己の馴致(修身)を核心にし、物事についての知の精度を磨き、民生の現場の安寧に取り組むことを通して学へと高まっていく中国思想の本質に迫る。
朱子(1130-1200)がめざした新たな学問とはどのような歴史的背景を踏まえ,何を追究したのか?
歴史の現場に降り立ち,侵略や飢餓などに苦しむ人々の日常に直面した民政官たち,母権としての「母皇」が国政の中枢において「国権」を簒奪しようとする深刻な危機感,これらの現実に向き合って営まれた苦心と創意が,政治を本源とする経学の形成過程にいかに織り込まれていったか。民政官,母権,馴致,現実をキータームにして,著者は思想の誕生する姿を広範な文献を駆使して生き生きと描出し,中国思想研究に新しい地平を切り開いた。
皇帝専制,家父長制的支配,家産官僚という学術用語は「皇帝?吏」関係を絶対的な命令者と服従者として捉え,そこには独自の内面性を有する皇帝や吏は存在しえない。自己の馴致(修身)を核心にし,物事についての知の精度を磨き,民生の現場の安寧に取り組むことを通して学へと高まっていく中国思想の本質に迫る。
目次
第1章 闘う民政官たち
第2章 「母権」の現実
第3章 馴致の理想と現実
第4章 「中国」の現実
終章
商品詳細
- 出版社名
- 知泉書館
- フォーマット
- 単行本
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