在宅支援の困難事例と対人援助技法 場面再現記録法によるホームヘルプ実践の理論化に向けて

  • 在宅支援の困難事例と対人援助技法 場面再現記録法によるホームヘルプ実践の理論化に向けて
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ISBN
978-4-89491-123-9
著者情報
小松 啓(コマツ ケイ)
聖隷クリストファー大学大学院社会福祉学研究科教授

小川 栄二(オガワ エイジ)
立命館大学産業社会学部教授

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商品説明

〔本文 第3章「生活把握とホームヘルパーのアプローチ」(2)(7)(8)より〕

 今回の研究会では、自発的に支援を求めようとしないばかりか、支援の提供を拒否したり辞退したりする13事例が取り上げられました。事例は場面再現記録法という手法で整理し、ホームヘルパーの手法について何らかの共通性や伝達性のあるものを求めるという、かねてからのテーマにアプローチしました。そのなかの7事例を「7事例から見る、ホームヘルパーによる在宅利用者の生活把握の方法とアプローチ」としてまとめたのが本書です。

(2)7事例に見る生活支援の断面
 この7事例は、いずれも何らかの成功を収めた事例です。7事例の成功の中から、生活とは何か、つまりその人にとって何より重要な生活の一断面が見えてきます。
 [事例1]のAさんにとっての生活とは何か。Aさんにとって生活とは、エアコンのリモコンの機能を理解し、リモコンがどこにあるか探しあて、操作して、暑い夏の日には暖房ではなく、冷房をかけて涼しい風にあたることです。
 [事例2]のBさんにとっての生活とは、人の手を借りて1日に必要な飲み物と食物をとり、できれば乾いた衣服を身体につけ、乾いた布団に身体を横たえることです。
 [事例3]のEさんにとっての生活とは、息子さんへの気遣いから少しだけ自由になって、かつてなじんでいたオシャレや外出ができる生活を、少しだけでも楽しむことができることです。
 ほか

目次

第1章 研究会の目的と方法
第2章 場面再現記録法による7事例と検討(「爪切り」を手がかりにして始まったAさんへの援助
本当は困っていた、入室「拒否」から始まったBさんへの援助
食欲なく閉じこもっていたEさんが通院や買い物で外出した
サービスを嫌うGさんの保清ができるまで
「困っていないHさん」と「困っている家族」の支援を通して
頑強に援助を拒むIさんが着替えや入浴で「気持ちよかった」と言うまで
精神面での障害をもつLさんのガス台清掃からデイホーム利用まで)
第3章 生活把握とホームヘルパーのアプローチ(生活後退状況の把握からホームヘルパーのアプローチ、本人の変化に至るまでの流れ)
第4章 ホームヘルプの理論化と場面再現記録法

商品詳細

出版社名
萌文社
フォーマット
単行本

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