藤原保信著作集 7「政治哲学の復権」
発売日:2007年1月
- 巻の著者
- 金田耕一/編 田中智彦/編
- 巻の書名
- 政治哲学の復権
- ISBN
- 978-4-7948-0693-2
- 著者情報
- 藤原 保信(フジハラ ヤスノブ)
1935年長野県生まれ。65年早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。元早稲田大学政治経済学部教授。政治学博士。政治思想史専攻。1969‐71年シカゴ大学、78‐79年オックスフォード大学に留学。日本政治学会、政治思想学会、日本イギリス哲学会などの理事を歴任。1994年没
金田 耕一(カナダ コウイチ)
1957年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得。博士(政治学)。政治思想/政治理論専攻。宇都宮大学教育学部教授を経て、日本大学経済学部教授
田中 智彦(タナカ トモヒコ)
1967年生まれ。東京医科歯科大学教養部助教授。政治思想・医療思想専攻
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商品説明
本書は西欧の政治理論についての藤原保信の主な論文を集め、それにひとつの書き下ろしを加えたものである。それらはいずれも、西欧の政治理論をとり上げ、それを素材としながら、われわれ自身の基準を提供しようという意図に貫かれている。
すなわち、まず「正義」についての第1論文は、アリストテレスの「正義」概念を手懸かりとしながら、「配分的正義」、「交換的正義」などの現代的意義を検討し、「正義」の理論の可能性を追求しようとしたものである。
「自由」についての第2論文は、19世紀後半という時点において、T・H・グリーンがいわゆる「積極的自由」を唱えた論理的根拠と構造とを明らかにしながら、それに通じて今日における「自由」と国家の関係にひとつの接近を試みたものである。それはまた「消極的自由」のみを唯一の真の「自由」の形態とするI・バーリンらにたいするささやかな反論という意図をも含んでいる。
「政治参加」をめぐる第3論文は、近代の「政治参加」のモデルを、政治社会観との関連において、競争的代議制型と協同的直接参加型とに分け、そのうちとくに前者の論理的形成過程を明らかにしながら、今日における「政治参加」の問題にひとつの光をあてようとしたものである。
「民主主義」の問題に関する第4論文は、20世紀のひとりの代表的政治理論家E・バーカーをとり上げ、その理論的位置と形成過程、およびその方法的基礎と民主主義との関係を明らかにしようとしたものである。したがってそこでは20世紀の他の代表的政治思想家との対比がしばしばおこなわれている。
最後の「正義の基準と社会システム」は、J・W・チャップマンおよびJ・ロールズの「正義」概念についてのC・B・マクファーソンの批判をとり上げ、その論理的根拠を明らかにしながら、今日における「正義」の基準と社会システムの関係を検討しようとしたものである。
目次
第1部 正義・自由・民主主義―政治理論の復権のために(政治理論における「正義」の問題
イギリス理想主義と「積極的自由」の概念―T・H・グリーンの場合
近代的「政治参加」概念の成立―政治的服従の根拠との関連において
現代理想主義と民主主義の理論―E・バーカーを中心にして ほか)
第2部 政治哲学の復権―新しい規範理論を求めて(はじめに
政治哲学の復権
目的論の復権
自然法の復権 ほか)
商品詳細
- 出版社名
- 新評論
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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