欲望問題 人は差別をなくすためだけに生きるのではない
発売日:2007年2月
- ISBN
- 978-4-7808-0000-5
- 著者情報
- 伏見 憲明(フシミ ノリアキ)
作家。1963年東京生まれ。武蔵野音楽大学付属高校・声楽科卒。慶應義塾大学法学部卒。1991年、『プライベート・ゲイ・ライフ』(学陽書房)でデビュー。独自のジェンダー/セクシュアリティ論を提出し、状況にインパクトを与える。以後、ゲイムーブメントの先駆けとしてメディアにしばしば登場し、全国を講演などで駆け回る。2003年には、初の本格小説『魔女の息子』(河出書房新社)で第40回文藝賞を受賞
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商品説明
『魔女の息子』で第40回文藝賞を受賞した作家であり、ゲイ・ムーブメントの先駆的役割を果たしてきた著者・伏見憲明が、「人間学アカデミー」(小浜逸郎氏主宰)で語りおろした講義録をもとに大幅に加筆・訂正し書き下ろした渾身の一冊が、この『欲望問題』です。
「痛み」を「正義」とする「差別問題」を、「痛み」も「楽しみ」も等価な「欲望問題」だと読み解き直す<1章──「差別問題」から「欲望問題」へ>。
伏見憲明自身の個人的な体験から生まれた「性別二元制」という捉え方を、15年を経てあらためて自身がその意味を問い、既存のジェンダー論に痛烈な違和を投げかける<2章──ジェンダーフリーの不可解>。
共同性からの自由を目指すのではなく、多様な「欲望問題」を抱える共同性を認め合い、個人の「痛み」を社会に問いかけていくことを不断に繰り返していくという<3章──アイデンティティからの自由 アイデンティティへの自由>。
副題は、「人は差別をなくすためだけに生きるのではない」。「差別がないということ以外にそれを「幸福な状態」と考えうる根拠は何なのか」と著者は問います。実存に根ざした極めて平易な文章でつづられていますが、著者があとがきで書いているようにシンプルな文章で根源的な問いをつきつけた、まさに「パンクロック」な本です。
目次
1章 「差別問題」から「欲望問題」へ(少年愛者の「痛み」
差別というくくりへの違和感
カミングアウトの意味付けの変化 ほか)
2章 ジェンダーフリーの不可解(ヘテロ・システム、「性別二元制」
「中性化」は誤解なのか?
保守派vsジェンダーフリー ほか)
3章 アイデンティティからの自由アイデンティティへの自由(「枠付け」からの自由
アイデンティティの内実の変化
共同性を成り立たせる根拠 ほか)
商品詳細
- 出版社名
- ポット出版
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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