白い盾の少年騎士 下
発売日:2006年11月
- ISBN
- 978-4-00-114578-6
- 著者情報
- ドラフト,トンケ(ドラフト,トンケ)(Dragt,Tonke)
オランダの作家。1930年、当時オランダの植民地だったインドネシアのジャカルタに生まれた。第2次世界大戦中、1942年から3年間、家族とともに日本軍の収容所で過ごす。戦後、1946年に家族とともにオランダへ帰国。ハーグの造形美術アカデミーで学び、教師になる。1961年に第1作を発表、成功をおさめる。1976年には「青少年文学のための国家賞」を受賞。2004年秋に、『王への手紙』は、オランダで過去50年間に出された子どもの本の中から第1位に選ばれ、改めて注目を浴びている
西村 由美(ニシムラ ユミ)
東京外国語大学英米語学科卒業。1984〜86年、オランダに在住。帰国後は、外務省研修所などでオランダ語を教えながら、オランダ語作品の翻訳に携わる
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商品説明
騎士ティウリは、エヴィラン国の悪だくみをピアックとともに知らせにいく途中で、敵の矢を受け、深い傷を負った…。騎士たちが見守るなか、ウナーヴェン王国の皇太子とエヴィラン国王(じつは双子の兄弟)は、決闘の日を迎える。中学以上。
【対象】中学生
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
行方不明だったティウリやベンドゥー騎士の友人、リストリディン騎士の居場所が後半になってようやく判明しました。生きていてくれてよかったと思いました。トンケの本作品では、ふつうに主人公の知人友人たちが死んでいってしまうので、時に悲しくなります。殺されるシーンは詳細には書かれていないのですが、生き残った者たちが回想と共に一言二言いなくなってしまった友への思いを語るシーンが何か所かあり、そんなところを読んでいると読み手のこっちもつらくなるのです。この物語は騎士道(騎士が守るべき戒律や美徳)が重んじられ、時に善と悪とが混ざり合い、何が本当に正しい行いなのかわからなくなりそうになります。それでも少年騎士(17歳)のティウリは、騎士として正しい行いをすべきとまっすぐに行動していきます。その姿はとてもかっこいいです。物語の後半では、ティウリの父「勇者ティウリ」も登場し、戦場に赴きます。毅然とした態度をとりつつも、息子の安否を心配している勇者ティウリもまた父としてかっこいいなぁと思いました。最後はやや悲しい結末を迎えますが、エピローグでうっすら明るい未来の光が差し込んできたように感じました。騎士の物語は、サトクリフが有名ですが、彼女の作品とはまた違った面白さがたくさん詰まっています。ぜひ、手に取っていただきたい物語です。(てんぐざるさん 50代・埼玉県 女の子23歳、女の子19歳)
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波少年文庫 578
- 出版社名
- 岩波書店
- 対象年齢
- 中学生
- フォーマット
- 文庫
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